バプテスト仙台南キリスト教会
仙台夜まわりグループは原則的に特定の政党・宗教・信条に組しないことを旨としておりますが、市民クリスマスやボランティア等で協力関係にある仙台南キリスト教会の被災後の活動報告をここに紹介します。
バプテスト仙台南キリスト教会
〒983-0044 宮城県仙台市宮城野区宮千代2-10-12
☎022(285)7867
主任牧師 青木康弘 牧師 今井誠二
【2011.10.09 大井バプテスト教会教会学校から】
日本バプテスト連盟大井バプテスト教会教会学校から心のこもったお手紙と写真、励ましのしおりが到着しました。「震災以降、何とかして『がんばれ』の思いを形にしたい」という大井教会の皆さんの熱いエールを感じました。教会の皆でうれしく手紙を読み、しおりをいただきました。私たちの側からの熱き思いを形に現し、「がんばります」の応答していきたいと願っています。ありがとうございました。
【2011.9.11 被災者記念会】
震災による津波で教会員のお母様が亡くなりました。3月下旬に混乱の中、多くの遺体が並べられる斎場で慌ただしく葬儀を行いましたが、時を経て、本日教会で記念会を執り行いました。礼拝の後、軽食を共にしながら、故人を偲び、語り合う機会が与えられました。故人の近隣の方も参加くださり、「避難するようにもう少し強く言っておけば」と悔恨の言葉を語っておられました。1万の「死」には掛け替えのない「たったひとつ」のいのちが失われた何万倍もの「悲しみ」と「悔恨」が残されていきます。故人の死を悼みながら、残された者たちがもう一度立ち上がる日が来るよう、切に祈ります。
【2011.5.23 教会週報巻頭言より】
未曾有の地震とそれに伴う大津波が起こってから2ヶ月余りたちました。市内中心部はだいぶ落ち着いてきた様子ですが、沿岸部では「未だ道遠し」です。
先週、約1ヶ月ぶりに女川に行って来ました。4月には、いたるところが瓦礫の山で、かろうじて車がすれ違えるよう道路部分がかき分けられていた状態でしたが、今回は、片付けも相当に進んでいました。でも、瓦礫の山が撤去された後は、一面何もない荒涼とした風景が広がっていて、以前の美しい女川の町を知る一人としては、ただただ呆然と立ち尽くすしかありませんでした。
震災直後から、マスコミをはじめ、様々なところで、「がんばれ」とか「復興」という言葉が語られ続けています。励ましとしては、確かに有り難いがたいは有り難いのですが、しかし、最近、私にとって、それらの言葉が少々耳障りになってきています。程度の差こそあれ、被災地に生きるひとりとして、甚大な被害にあった仲間たちの声に出せない声が聞こえてくるのです。「『がんばれ』って言うけれど、これ以上何をがんばれというのか」「『復興』と言うけれど、『復興』を語ることができるまでのスタートラインにさえ辿りついていないのに」。
がんばる気力さえ起こらない者を叱咤激励したり、現実を受けとめるのにさえ一杯一杯な者に、何度も何度も「復興」を呼びかけるデリカシーのなさ。それによって被災者にプレッシャーをかけ、結果的に傷つけてしまうことにさえなりかねません。これらの言葉は、第三者ではなく、当事者の側からの声として聞こえてくるときに、初めてスタートラインにつくものなのでしょう。当事者の気持ちを置いてきぼりにした「復興」や「がんばろう」のかけ声は、いずれ励ましになるやも知れませんが、今の時点では、全く空しく響く空声でしかないのかもしれません。「気が早い」のです。
今、教会の朝祈祷会では、ネヘミ記を読んでいます。ネヘミヤ記には、50年以上の長きにわたる捕囚から解放され、故郷に戻って来たイスラエルの民の復興への道のりが描かれています。ネヘミヤは、ユダヤ人でしたが、ペルシャの高官として厚遇されていました。しかし、彼は同胞たちのところへ戻り、彼らと寝食を共にし、時が熟すのを待って、各方面に働きかけつつ、復興を叫ぶのです。そのネヘミヤの呼びかけに、民はひとつ心で復興に邁進して行ったというのです。
荒涼とした故郷に戻った民の「側」に立ち、その虚無感と「共」にあること。拙速な事業展開でなく、落ち込み、嘆く民の取り戻しの「時機」を待つこと。そして、時がきたら、励まし、呼びかけ、心ひとつにし「民主導」で神殿再興の事業を興すこと。このネヘミヤのありように、時を超え、現在進行形で学ぶこと多くあると思わされるのです。
(バプテスト仙台南キリスト教会牧師 青木康弘)
【2011.5.13 キリスト教連合との協働】
今回の震災被災者に向けて、仙台南教会が参与している仙台夜まわりグループの被災者支援のハード面の支援活動とともに、宗教者の立場からの「心のケアー」の必要性を痛感しています。大切な存在を失った方々に物資を含め、住まい等の外枠さえ整えればそれで一丁上がりは決して思えません。適切なカウンセリングや心の痛みのケアーなしには本当の意味でのそれぞれの自律はありえないのでしょう。
それに伴い、本日、キリスト教連合から訪問があり、これからの震災被災者支援について、情報交換含め、協力の可能性を探っていくことを確認し合いました。
【2011.5.10 「福音と世界」「百万人の福音」】
「福音と世界」「百万人の福音」5月号に今井、青木両牧師の取り組みが掲載されています。3月11日に東北・仙台で起こったこと、今取り組んでいることをどうぞお祈りにおぼえていただきたいと願っています。
【2011.4.24 復活・復興】
人や制度が神とならず、あらゆる支配ー被支配からの解放を福音の旨とする私たち仙台南教会では、この東北の地に根づき、小さな力を結集して復興の一端を担いたいと願っています。ニュースで盛んに流れる「がんばれ」「日本は強い」との励ましに、嬉しくされる思いと「これ以上どうがんばれというのか」という思いの半々の中、東北の粘り強さと反骨で「どっこい生きている」の復活の希望に与っていきたいと願います。
【2011.4.22 受難日祈祷会】
受難日祈祷会を行い、今回の震災の体験をそれぞれ語り合いました。
肉親を失った方からの「イースターはまだ来ない」との発言に、胸を締め付けられるような思いになりました。暗闇の中にこそ照らし出される希望をともに祈り求めたいと願います。
【2011.4.10 弱さと破れの中にこそ】
3月11日の大震災から毎週日曜の礼拝を淡々と行っています。悲惨な現実が次々と明らかになる中で、弱さと破れの現場にこそ私たちの立ちどころがあるということを実感させられています。被災者の傍らで「なぜ」「どうして」の問いをともに叫びつつ、「もう一度」の思いを共有する歩みができたらと願っています。仙台夜まわりグループのボランティア活動を教会の方々が多く担い続けています。
【2011.4.8 会堂片付け】
昨夜の地震で被害を受けた会堂の片付けをしました。幸い建物の致命的な被害はありませんでしたが、あらゆる物が散乱していました。片付けるたびに余震で崩される繰り返しですが、その繰り返しの作業の中で、弱さと破れの中にこそ現れされる希望の真実を体験させられています。
【2011.4.7 震度6】
日付が変わる直前に震度6の地震がありました。これが宮城沖地震というコメントもありましたが、強い揺れに体が浮き上がるほどでした。宮城野区内は火災が発生し、停電がしばらく続きました。真っ暗な中、教会に駆けつけると本や物が散乱し、壁の一部から破片が飛び散っていました。
【2011.4.6 献金感謝】
CWR(カベナント・ワールド・リリーフ)というアメリカのキリスト教会のグループより献金(カンパ)のお申し出がありました。被災し、今なお避難所生活を余儀なくされている方々のために有効に用いさせていただきます。心から感謝申し上げます。
【2011.4.5 火葬式】
教会員のお母様が女川町の自宅で被災し、亡骸の火葬式を本日行いました。仙台市内の火葬場はどこも一杯で、辛うじて空いていた県北部の斎場を使用しました。火葬の時間に追われ、慌ただしい雰囲気の中、聖書と讃美歌で最後のお別れの時を過ごしました。
今回の地震によって、分かっているだけでも一万人以上の方々が亡くなっています。こんな時だからこそ、ひとりひとりの死を悼み、尊厳を大切にする手当が必要です。
【2011.4.3 被災地訪問】
本日礼拝後、車に支援物資を積み、有志で県南部の被災地訪問をしました。
今、私たちがなすべきことは、困難の中にある「いのち」に仕えることです。それは具体的には、キリスト教会が信仰告白として長い間引き継いできた「パン」を共に分ち合うことです。
【2011.3.27 移転後最初の礼拝】
教会移転後、最初の礼拝を行いました。午後からの定例総会で、この時代の、この状況の中で、「世と人に仕える」教会として歩むことで一致しました。
【2011.3.25 教会移転のお知らせ】
2011年3月27日から教会住所が下記の通り変わります。電話番号は同じです。今後ともよろしくお願いします。
〒983-0044 仙台市宮城野区宮千代2-10-12
【2011.3.25 日本バプテスト連盟からの物資支援】
遠路遥々車で物資を配送くださいました。三度目の物資支援です。心から感謝いたします。
【2011.3.23 物資提供感謝】
仙台キリスト教連合から野菜や味噌等の支援物資の提供を受けました。今週土曜日に行う炊き出しの材料に用いさせていただきます。ありがとうございました。
また、本日新たに教会員の関係者が犠牲になったことがわかりました。
【2011.3.23 キリスト教連合からのお申し出】
超教派の仙台キリスト教連合から、今後復興に向けて行政の行き届かないところを支援していきたいので拠点教会になってほしいとのお申し出がありました。避難している方々が家に戻った後の生活支援は重要な課題のひとつです。
【2011.3.23 炊き出しボランティア継続中】
3月14日から連日開催している仙台夜まわりグループの炊き出し・食品配布のボランティア活動に参加しています。教会関係の支援物資提供、心から感謝いたします。
【2011.3.22 被災者告別式】
仙台では、3月11日に起こった大震災で、多くの犠牲者が出ています。仙台市内の火葬施設では申し出が殺到し、4月半ばまで火葬できないという状況が続いています。行政からの緊急の措置として土葬の方法がとられている地域もあります。
仙台南キリスト教会のメンバーのお母さんが女川町で被災し、本日、市内の斎場で告別式を行いました。
今後、物理的喪失への対策と同時に、葬儀の執り行いをはじめ、近しい家族を失った方々への心のケアーが必要不可欠です。
【2011.3.20 炊き出しボランティア協力中】
震災後3月14日から継続している仙台夜まわりグループの被災者向け炊き出しに、多くの教会関係者のボランティアが参加しています。今日も礼拝の後、配布品の整理等に協力しました。いまだライフラインが完全に復旧していない状況ですが、自分の家も大変だけれど、より大変な方のためにという思いで一致しています。
【2011.3.13 大震災発生】
一昨日、午後2時46分、大震災が発生しました。教会では机、椅子、テーブル、本当が散乱する被害がありました。本日の礼拝で、教会員の安否確認をし、夫と連絡がとれない方、母親が行方不明の方が判明しました。明日から行われる仙台夜まわりグループの被災者向け炊き出しに教会として協力をすることを決定しました。
【2011.2.28 バプテスト教会とは】
1.「バプテスト」の名前の由来は、「バプテスマ(水に浸す)を行う者」というあだ名です(「クリスチャン」という呼び名が、元々「キリスト野郎」という罵りがいつしか定着していったのと同じです)。バプテスト教会は、宗教改革の17世紀、イギリスの分離派から派生した、キリスト教のプロテスタント教会のひとつです。日本には、19世紀末頃に、アメリカの宣教師によって伝えられました。現在、日本におけるバプテストは、多くの教派に分かれています。
2.「バプテスト教会」の主な信条や教会形成の特徴は、次のとおりです。
〈聖書主義〉バプテスト教会は、「聖書」を唯一の信仰のよりどころとします。
〈信仰者のバプテスマ〉バプテスト教会は「幼児洗礼」(幼児祝福式とは別)をいたしません。その人自身の自覚的・主体的な信仰告白を大切にするからです。
〈会衆主義〉バプテスト教会は、委託された職務として牧師が教会の働きを担いますが、牧師を含めすべての信徒は身分において平等であると考えます。従って、教会運営は、教会員一人ひとりが平等な立場で行う総会が最高決議機関であり、各個の責任の伴う話し合いによって教会の意思決定がなされます。
〈万人祭司〉バプテスト教会は、信徒の教会です。信徒が教会の働きを行うことを選び取ります。説教、牧会を始め、あらゆる教会の働きは、本来信徒が担うべきものと考えます。
〈浸礼主義〉バプテスト教会は、「水に浸す」というその名のとおり、クリスャンになる際に、全身を水に沈めることを選び取ります。
〈各個教会主義〉バプテスト教会は、各個教会が自主独立の主体で、教会間のいかなる上下関係・支配関係を認めません。と、同時に、福音宣教における他教会との協力関係や支援を惜しみません。
〈政教分離〉バプテスト教会は、国家が特定の宗教と結びついたり、それに介入してはならないと考えます。この理念は、現代にも受け継がれ、戦争への反対、人間の平等、信教の自由、良心の自由を求め続け、時代の統治者に対して正義と公平を行うよう働きかけます。特に、かつての戦争の反省から、国が再び過ちを犯さぬように、見張り番の役目を果たすことを大切にしています。
バプテスト仙台南キリスト教会
宮城県仙台市若林区文化町17-25
☎022(285)7867
主任牧師 青木康弘 牧師 今井誠二