2009.1.25 定例炊き出し

1月 25th, 2009

量販店の並びアルバイトで駅前の十数人が郡山に動員されて不在であったにもかわらず、また水曜日の夜まわりで出会った新顔の人たちが、炊出しに来なかったにもかかわらず、炊出しには67名の当事者が集まりました。

今回は、炊出し前後に仙台弁護士会による派遣切り110番の相談も行われ、当事者たちは無料で法律相談にのってもらっていました。

炊き出しボランティアに参加してくださった皆さん、物資を提供してくださったみなさん、有り難うございました。

朝日新聞:仙台のNPOが夜回り

1月 11th, 2009

世界的な景気後退と雇用情勢の悪化が、東北最大の都市・仙台にも影響を及ぼしている。路上生活者を支援する仙台市のNPO法人「仙台夜まわりグループ」が7日に市内を巡回した結果、54人の路上生活者がおり、昨年7月の37人から増加傾向にあることを確認した。今井誠二理事長(48)は「本当に増えるのはこれから。今はインターネットカフェなどでしのいでいる人たちが、金が底を突いて街に出てくる」と危機感を募らせる。【鈴木一也】

「こんばんはー。体の調子はどう?」

7日午後8時過ぎ、JR仙台駅西口。今井理事長らスタッフとボランティアが、白い息を吐きながら路上生活者に声を掛けた。リンゴやゆで卵、インスタントみそ汁を配っていく。彼らがこの時間に来ることを知っている路上生活者が集まり、「いつも悪いね」と簡単な言葉を交わす。

夜まわりグループは00年から、市内を夜間に巡回する「夜回り」活動や炊き出しで路上生活者の支援を続けている。数人のスタッフを、学生やサラリーマンなど大勢のボランティアが支えている。

今井理事長によると、市内約15カ所で確認した路上生活者は、米国の証券大手リーマン・ブラザーズが経営破たんした昨年9月ごろから増え始め、10月1日には65人に。仙台駅前や追廻地区、勾当台公園などが特に多いという。

厚生労働省のまとめでは、市内全域の路上生活者は04年の253人をピークに昨春まで徐々に減少していたが、調査時に会えず、カウントされていない路上生活者もいる。同グループは仙台以外にも多賀城や名取、白石市などに40人以上いると推測する。

先月31日から今月5日に東京都の日比谷公園に設置された「年越し派遣村」には、予想を超える約500人の失業者らが訪れた。先月24日に夜まわりグループが行った炊き出しにも、新たに路上生活者となった「新顔」が多数集まったという。

今月9日の夕方。仙台市青葉区の市福祉プラザに、カレーのにおいが立ちこめた。月1回の食事会。路上生活者約50人が列を作り、米9升があっという間になくなった。

食事会に参加した男性(48)は、勤めていた会社が倒産した92年から、複数の派遣会社を転々とした。06年4月に自動車工場での仕事を最後に派遣契約が切れ、それ以来、仙台で路上生活を強いられている。

「昔は探せばいろんな派遣の仕事が見つかったから、何とか食いつなげた。でも今はほとんど募集がないし、年も取り過ぎた」。求人への応募にも住所や連絡先、保証人などが必要となるため、今では職探しをあきらめてしまったという。

路上生活を始めてから、夜まわりグループらNPOの支援を受ける日々が続く。「ボランティアさまさま。彼らがいないと食っていけない。早く何かしらの仕事と住むところを見つけないと」。焦りとあきらめの入り交じった表情で、深いため息をついた。

今井理事長は「1人も路上死を出さないためにも、就労創出事業や職業訓練など、ボランティアだけではできない支援を行政と連携して進めていく必要がある」と話す。

「明日来てよ、ラーメン食べられるから」。仙台駅前で初めて会った路上生活者に声を掛け、今井理事長は助けを求める路上生活者が待つ次の目的地へと向かっていった。

毎日新聞 2009年1月11日 地方版