2010.11.29 衛生改善事業

11月 29th, 2010

月曜定例の衛生改善事業を行いました。雨が降ったりやんだりする中、多くの当事者が長い列を作っていたため、普段よりも少し早めに開始しました。

参加者たちは温かいシャワーを浴び、野菜いっぱいの手づくりポトフとまぜご飯を食べながら、洗濯と乾燥の順番を待ちました。お茶とコーヒーは飲み放題です。

仙台では今週は最低気温が1度前後で推移する予報になっています。顔を見せない方々の安否を、ひとりひとりに尋ねてまわりました。

2010.11.27 定例炊き出し

11月 27th, 2010

炊き出しの朝、夜まわりグループ事務所で約300食分のカレーをつくりました。

平行して、配布する物資や必要な道具を大忙しで揃え、整えていきます。

正午から行った公園での定例炊き出しで、30名近いボランティアで60名に及ぶ当事者を迎え、カレーを配食し、防寒衣類、靴、食品、下着、日用品等を手渡しました。また、初めて参加された方からの相談があり、行政の施策やNPOの活動内容を紹介しました。

みなさんから提供されたものを連日手渡し、それでも足りない物は購入して補っていますが、需要に追いつきません。多くの人々が寝袋や靴、厚手の靴下を求めています。献品のご協力を重ねてお願い申し上げます。

2010.11.27 有償清掃ボランティア

11月 27th, 2010

朝7時から、当事者による有償清掃ボランティア作業を行いました。本格的な寒さが増してきましたが、40名近い当事者が集まり、市内中心部を約1時間かけて清掃して回り、大量のゴミを拾い集めました。清掃後、用意したお茶で体を温めて、それぞれのところへと戻っていきました。

1時間余りで1,000円の仕事ですが、就労意欲を取り戻し、一日二日「餌取り」をしなくてすむように、これからの自身に思いを馳せる機会となるように願っています。

この事業は、最低賃金以下で使われることが無いように、適正賃金で働く感覚を身に付けることもめざしています。

2010.11.25 ゆっくり過ごす会

11月 25th, 2010

定例のゆっくり過ごす会を行いました。30名を超える方々が参加し、軽食と新聞・雑誌、映画でひとときを過ごしました。

ここのところの寒さのため体調不良を訴える方々が沢山います。また路上での居場所がない等、様々な相談が寄せられています。初めての参加者もおり、これからの行く末の提案をしました。

2010.11.24 定例夜まわり

11月 24th, 2010

夜8時からの定例の夜まわりを行いました。70名近い当事者と出会い、温かいみそ汁、おにぎり、カイロ、バナナ、ゆでたまごを一人一人に手渡しました。

新たな出会いもありました。関西出身で、ライン作業の派遣労働で生活してきたものの、仕事がとてもきつく、人間関係に疲れ、自殺しようと東北まで来たという方でした。毛布一枚を体に巻いて、寒い夜空の下で横になっていました。

「死のうなんて考えては絶対だめだよ」と寝袋を手渡し、仙台市には様々な支援があることを伝え、最後に、明日の「ゆっくり過ごす会」で必ず会いましょうと約束しました。

仙台では、最低気温が氷点下に近づいており、夜まわりグループでは越冬支援体制に入っています。寝袋や毛布がございましたら、献品をよろしくお願いします。

人権講演会でのビッグイシュー販売

11月 23rd, 2010

11月23日にのびすく泉中央にて開催されたホームレスの人権講演会で、ビッグイシュー販売員3名が臨時の販売をいたしました。

購入くださった方々に心から感謝申し上げます。現在、市内のアエル前、ダイエー前、「141」前で販売中です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

2010.11.23 講演・シンポジウム

11月 23rd, 2010

のびすく泉中央にて人権に関する講演会・シンポジウムを開催し、150名を超える参加者がありました。この集会は、仙台市が主催し、夜まわりグループが参加する仙台協友会で企画・運営をいたしました。

「基本的人権とホームレス生活者」をテーマとする川端純四郎氏(元東北学院大学教員)の講演と、若い研究者たちによる仙台市内の路上生活者の状況や支援活動の報告、さらに会場からの質問を受けてのパネルディスカッションを行いました。聴衆からも活発な発言があり、有意義な意見交換の場となりました。

「人権」はホームレスの方々に限らず、私たち全ての問題であり、憲法で保障されている基本的人権、生存権、戦争放棄は深く連関しており、一つでも奪われてはならないことを確認しあいました。

河北新報:「ホームレス支援策」探るシンポジウム 仙台で23日に開催

11月 22nd, 2010

 暮らしが困窮し路上生活に追い込まれた人たちに、社会がどう向き合うべきかを考える「ホームレスの人びとの人権シンポジウム」が23日、仙台市泉区ののびすく泉中央で開かれる。市と仙台人権啓発活動地域ネットワーク協議会が主催する。

 人権問題に長く携わる元東北学院大助教授の川端純四郎さんが「基本的人権とホームレス生活者」と題し基調講演。仙台におけるホームレスの現状と支援をテーマに公開討論を行う。

 討論では、仙台夜まわりグループなどホームレス支援に取り組む5団体でつくる「仙台協友会」の代表者2人が、仙台の路上生活者の実情を報告。川端さんと夜まわりグループの今井誠二理事長も議論に加わり、ホームレスに対する誤解を解きながら、自立には何が必要なのか話し合う。

 午後1時半開演。入場無料。連絡先は仙台市社会課022(241)8166か仙台協友会022(719)9117。

 2010年11月22日月曜日

2010.11.22 衛生改善事業

11月 22nd, 2010

衛生改善事業を行い、30名を超える当事者が参加しました。足が不自由な方も杖をつきながら一生懸命に歩いて来てくれました。

軽食とコーヒーでひとときを過ごし、シャワーと洗濯・乾燥で身の回りをさっぱりとさせ、これからに思いを馳せてもらいました。

新たな参加者もおり、衛生改善事業の仕組みや行政の支援施策、その他NPOの活動を紹介しました。

本日より、献品で集まったスリッパをひとりひとりに提供しています。ホテル等でもらう使い切りのスリッパが身の回りにございましたら、引き続きご提供をよろしくお願い申し上げます

2010.11.22 緊急相談

11月 22nd, 2010

本日早朝、ある教会から紹介されたという路上生活者が事務所を突然訪れました。

善意や思いつきで今日の食べ物、小額の金銭を渡すのは簡単ですが、根本的な解決にはなりません。

確かにこうした「あそこに行けば何とかなる」という後押しも大切です。しかし、単なる思いつきにとどまらない、継続した物心共なる支援を伴うものでなければ、体の良い厄介払いになりかねません。

月曜朝の定例業務準備中の来訪でしたが、話を聴き、何とか行き先を探すお手伝いをする約束をしました。