2011.1.31 衛生改善事業・緊急相談

1月 31st, 2011

あまりの寒さに水道管が凍結し、当初お湯が出ないアクシデントがありましたが事なきを得ました。今日はひとりひとりに熱々のイカと里芋、大根の煮物を提供することもできました。

参加者は、シャワーを浴び、洗濯・乾燥をし、待ち時間に暖かい部屋で軽食・文庫本や漫画を読みながら過ごしました。

持ち運びに便利な文庫本を希望する方が多くいます。読み終わって必要のないものがありましたら、ぜひご提供をお願い申し上げます。

午後から、ネットカフェでその日暮しをしてきて行き詰まり、どうしようもなくなってしまった若者からのSOSへの相談をして伴走する約束をし、さらに市内のある場所で路上生活を強いられている年配女性を支援するために出かけました。

2011.1.29 ボランティアミーティング

1月 30th, 2011


越冬支援活動が続けられている中、ボランティアミーティングを行いました。

理事長からのあいさつ及び現在の仙台市・仙台市周辺の路上生活者の状況や行政の施策等の説明の後、日頃から様々な仕方でボランティアに関わってくださる皆さんと現状の課題を分かち合い、今後の越冬支援活動の日程などについて調整を行いました。

2011.1.28 今年の手帳はありませんか?

1月 28th, 2011

仙台夜まわりグループでは、当事者に「食」や「居場所」を提供するだけでなく、今日・明日、そして一週間後、一ヶ月後、一年後、十年後というスパンで自分の人生に思い巡らせ、将来への「希望と計画」を書きとめてそれぞれの一歩を踏み出してもらいたいと願いつつ、支援活動をしています。

希望者にダイアリーを提供をしていますが、需要に追いつきません。

もし、皆さんの身の周りで余っている今年の手帳がございましたら、献品のご協力をお願い申し上げます。

2011.1.27 ゆっくり過ごす会・居宅支援

1月 27th, 2011

定例のゆっくり過ごす会を行いました。
厳しい寒さでしたが40名近い当事者が参加し、コーヒーやお茶、軽食で身体を暖め、映画上映、新聞・漫画・文庫本でひとときを過ごしました。将棋やオセロに熱中する人たちもいました。
また、希望者に使い切りカイロ、今年のカレンダー、手帳、防寒具等を提供しました。

この場は居場所を持たない方々が一時でも何の遠慮もせずにいられる場、情報提供や互いの安否を気遣いあう機会となっています。

2月から協力団体の「ありとも」と協働で、越冬支援活動の体制をさらに広げ、路上生活者にとどまらず生活に困窮するあらゆる人たちのための「サテライト」づくりに着手していきます。

午後から居宅支援をしている方々の月例の食事会、個人面談を行いました。丁寧な聞き取りとアドバイス、そして、自律に向けてのあらゆるフォローを継続して行っています。

2011.1.24 衛生改善事業

1月 24th, 2011

極寒の中、定例の衛生改善事業を行いました。これは仙台市からの委託事業です。

震えながら待っている当事者のため、開始時間より早めに建物に入ってもらうことにしました。30名近くが参加し、シャワーで身体を温め、洗濯・乾燥をし、待ち時間に温かいシチュー、ピラフとコーヒー、雑誌や漫画、文庫本でひとときを過ごしました。

仙台夜まわりグループでは、毎週月曜の衛生改善事業、毎週木曜のゆっくり過ごす会、月二回の炊き出しと食事会、夜まわりという定例活動以外にも、部屋に入居した方々のアフターフォロー、路上での緊急対応、路上生活者以外の生活困窮者への支援や相談、行政との共働等を行っています。

こうした連日行われているあらゆる活動を連関させ、貧困の諸問題の解決に向け、重層的な支援活動を展開していますが、それらの多くの活動は、仙台夜まわりグループからの持ち出しや無償ボランティアの協力で成り立っています。国や地方公共団体による、こうした有機的な活動への補助こそが、今、必要とされているのです。

2011.1.22 炊き出し

1月 22nd, 2011

今日は定例の炊き出しの日。朝から300食分のカレーづくりをしました。

軽トラックにみなさんが寄付してくださった配布するための物品を満載させて出発します。

五橋公園には60名を越える当事者が集まりました。カレーライス配食の後、衣料品や日用品を受け取って、雪が降り始める中、それぞれの居場所へと戻っていきました。

一年ぶりにボランティアに参加された懐かしい顔もありました。
「できることを、できる人が、できる時に」だからこそのうれしい出会いです。

2011.1.22 有償清掃ボランティア

1月 22nd, 2011

早朝からの定例有償清掃ボランティア作業に30名以上の当事者が参加しました。氷点下の極寒の中、凍り付く道路に落ちているごみを懸命に拾い集めました。

この事業は仙台市から一部助成を受けて行っていますが、参加人数が想定を大幅に上回っており、仙台夜まわりグループからの持ち出し分の負担が大きくなっています。

1時間余りで1,000円の仕事ですが、最低賃金(時給674円)以下で働かされないことをからだで覚えることができるように、また、今日一日の糧を何とか自分の手で得て、「働いて食う」思いを忘れないよう願いつつ、当事者からの希望がある限り継続して行きます。

仙台夜まわりグループではほぼ連日路上生活者・生活困窮者への支援活動・相談業務を行い、丁寧な関係づくりと問題解決への道筋を提案し、必要な場合には同行します。こうした各所で長年行われている内実の伴った地道な支援活動にこそ、国や地方自治体からの補助が支出されるべきです。

2011.1.20 定例懇談会

1月 20th, 2011

本日夕刻、仙台市担当部署、自立センター等との月例の懇談会に出席し、路上の現状やホームレス支援施策等について話しあいました。

今後も過酷な路上での生活を強いられている方々の思いを代弁し、当事者の視点に立った支援を心がけて行きます。

2011.1.20 ゆっくり過ごす会

1月 20th, 2011

定例のゆっくり過ごす会が開催され、肌を刺すような寒さの中、暖を求めて三十人を越える当事者が集り、おにぎり、ラーメン、お菓子などを食べ、雑誌、新聞、DVD、将棋など、思い思いの仕方で一時を過しました。

初めて参加された方に仙台市の支援施策・自立支援センターの紹介やNPOの支援活動について説明しました。

生活苦の中で途方に暮れ、人生そのものを諦めてしまいがちな方々に、適切な方策や、やり直しの選択肢を提案し、当事者が自らの人生を選び取って行く歩みに伴走する機会としてこの場が用いられるよう願っています。

2011.1.19 定例夜まわり

1月 19th, 2011

今年に入って初めての定例夜まわりをして、60名を越える当事者と出会いました。多くのボランティアが参加してくださったおかげで、いつもより早く回ることができました。体調を崩している人や、新たに路上に出てしまった人もおり、ゆっくり過ごす会に顔を出すように勧めました。

連日行っている私たちの支援活動は、一つ一つがぶつ切りのものではなく、すべてが連関しています。それは関係を取り戻し、それぞれが願っていることが実現されるようにと伴走する歩みに他なりません。そして、それは実現された後も持続するようにアフターケアをしながら、最後の最後まで人と人とのいのちのやり取りを大切にしていく歩みでもあります。

今後ともこうした歩みを進めて行くためのご理解とご協力をお願いします。