2011.3.9 七転び八起き会

3月 9th, 2011


みぞれが降る中、昼過ぎから七転び八起き会を行い、30名近い当事者が参加しました。畳の部屋も大きな部屋もとれず、また三時間ほどの短い時間でしたが、軽食を食べお茶を飲み、漫画や雑誌、文庫本、テレビドラマなど、暖をとりながら、それぞれ思い思いの仕方でゆっくりと過ごしました。歩き疲れていたのか、食事をするなりそのまま机に伏したまま寝てしまった人たちもいました。

仙台夜まわりグループの名前を新聞で見たという、自ら路上予備軍だとおっしゃる方が来られ、保護申請の要件について相談を受けました。

朝日新聞:ホームレスのいま(下) 助け求める声くみ取り

3月 9th, 2011

2011.3.9 朝日新聞宮城県版29面【宮城】
心通わせる活動こつこつと
炊き出しに並ぶホームレス=仙台市青葉区

 NPO法人「仙台夜まわりグループ」が仙台市中心部の公園に着くと、ホームレスの男性5人が白い息を吐きながら待っていた。
 「光のページェント」の電飾がまぶしい昨年12月の夜。ボランティアの一人、自営業の福田大樹さん(24)は、おにぎり2個とみそ汁、バナナを差し入れた。
 東京・年越し派遣村のニュースをみた後、街で見たホームレスが気にかかり、昨春から参加。当初は「少し怖いイメージ」があったが、話してみるとリストラや失業で路上生活を余儀なくされる「普通の人」だった。「自分にも起こりうる」と感じている。
 ホームレス支援は、こうした大勢のボランティアに支えられている。「夜まわり」を立ち上げたのは、尚絅学院大学の今井誠二准教授(50)。ドイツから仙台に移住した1997年、雪が降る真冬の街頭で毛布なしに段ボールだけで横になるホームレスは見慣れぬ光景だった。
 「凍死しないだろうか」。通っていた教会で牧師の青木康弘さん(50)夫婦に相談し、週1回、安否確認に回ることにした。ある時、同じ場所に寝泊りする年配の男性が姿を消した。間もなく、心臓発作で亡くなっていたことを知った。「こんなことを繰り返してはいけない」
 新聞の投書やインターネットで活動が紹介されて全国から衣類や食品が送られ、定期的に炊き出しもできるようになった。すると一人のホームレスに言われた。「寒い夜に温かいみそ汁は本当にありがたい。でも一瞬しかもたない。もっと先につなげられることをしてほしい」
 詳しく聴くと、住民票がなければ生活保護を申請できず、就職活動も難しい。02年、仙台市内で12人が暮らせる「簡易住宅」の運営を始めた。住民登録から付き添い、これまで500人以上を路上生活から「卒業」させた。
 行政も支援に力をいれる。仙台市は社会福祉法人「青葉福祉会」に委託し、ホームレス50人の住居を用意。3カ月で就職先を探すよう促す。開所した03年以降、17〜81歳の約300人が入所した。
 ただ、支援団体の間では悩みも少なくない。「人間不信に陥ってしまっているせいで、自分から助けを求めない人も多い」。仙台市の支援団体「萌友」の芳賀ヒロ子代表(70)は言う。
 県内の支援団体は連絡組織「仙台協友会」をつくり、月1回の会合で炊き出しや夜回りなど活動を調整している。月間予定はホームレスに配っている。
 「一人ひとりと向かえば心を開くこともある。それまで待てば解決にもつなげられる」。芳賀さんたちは地道な活動を続けている。