ホームレス支援

4月 30th, 2011

今回の大震災によって「ハウスレス」状態になった方々に最大限の支援活動をしつつ、仙台夜まわりグループの本分である「ホームレス」支援も行っています。避難所を真っ先に出され、それから先の繋ぎも提案してもらえない当事者の戸惑いとやるせなさへの共感の思いがつのるばかりです。しかし、これまで毎日のように実施していたホームレス支援活動に利用していた公共施設がほとんど使えなくなっています。

そんな中、みやぎNPOプラザは、迅速な対応をとってくださり、被災部分の応急措置をして施設を提供をしてくださっています。県とともに管理を請け負っているNPO法人 杜の伝言板 ゆるる の英断と真摯な対応に心から感謝申し上げます。

仮設住宅入居支援

4月 30th, 2011


仙台市が計画している絆づくりのためのパーソナルサポート恊働事業の一環として、仮設住宅入居説明会に出席し、その後、あすと長町の仮設住宅で入居する人たちをお迎えし、一部の方のガス開栓や引っ越しのお手伝いをしました。

家を失い、避難所での不便な生活を送って来られた方々がプライヴァシーを確保することのできる喜びと安堵感を身近に垣間み、胸が熱くなりました。仮の住まいからそれぞれの自律まで、最後まで同伴したい思いでいっぱいです。

原則的に2年という限られた時間ですが、生活の諸環境を再建するお手伝いをさせていただき、一日も早く元の暮らしを取り戻すことができるように願っています。

2011.4.29 被災物品処分支援

4月 29th, 2011


被災した方からの依頼で壊れた物品を市内の処分場に運ぶ手伝いをしました。仮処分場の運動公園には瓦礫の山の他、かけがえのない機器、思い出のこもった品物が所狭しと積み上げられていました。震災の爪痕はあらゆるところに表出してきています。

2011.4.28 ゆっくり過ごす会

4月 28th, 2011


定例の「ゆっくり過ごす会」に多くの当事者が参加しました。軽食、コーヒー、新聞、雑誌、大画面の映画鑑賞でひとときを過ごしてもらい、各種生活相談にのりました。


石巻で被災し、アパートの部屋を失い、僅かな年金しかなく、仙台で路上生活を余儀なくされている70歳代の方が参加されました。寝袋や食品を提供し、これからの伴走を約束しました。


また、午後から、せんだい・みやぎNPOセンターの職員が仙台夜まわりグループの事務所を訪れ、これからの協力体制等を話し合いました。これまで仙台の市民活動をリードし、様々なノウハウをもっているせんだい・みやぎNPOセンターと連携し、復興に貢献して参りたいと願っています。

宮城県北東部沿岸物資支援

4月 27th, 2011



生鮮食料品、燃料、新品衣料などを宮城県北東部沿岸の避難地域にとどけました。ここでは数百人規模の避難者が新学期が始まるため学校を出て、倒壊を免れた住宅に分散して暮らしています。

生鮮食料品はおろか、米やインスタント食品の備蓄も少ないため、必要物資がまとまり次第持って来ることを約束しました。

華々しく脚光を浴びる大々的な活動がある一方で、私たちは捨て置かれているような小さな「いのち」をどこまでも探しあててそこに傾いてゆくことを活動当初からの旨としています。

2011.4.26 枠組みから漏れてしまう人々

4月 26th, 2011

昨日電話相談があり、本日本人と直接会って聞き取りを行い、伴走することになりました。仙台のNPO関係の施設に入居していたものの入居者同士のトラブルでいられなくなり、年老いた両親の家に身を寄せていたが、これ以上世話になれないということでした。役所に相談に行ったら「今回の被災者の条件に該当しない」と言われたそうです。

住民票を持たないために被災者支援のレールに乗れず、仮設住宅にも入れず、路上に出ざるを得ない方々が少なくありません。行政は、被災者はもちろんのこと、あらゆる生活困窮者に届くような支援施策を講じるべきです。

夕刻に別の方からのSOSがあり、急ぎ寝袋と物資を届け、これからの相談にのりました。

宮城県北部沿岸物資支援

4月 25th, 2011


まだ民間の支援の手が行き届いていない宮城県北部の小さな漁港の避難所を訪ねて聞き取りをし、生鮮食料品、レトルト食品、缶詰、ガスボンベ、肌着をはじめとする必要物資を届けてきました。

この地域の避難所は、新学期が始まってしまった為に被災者は小学校を退去して損壊していない家屋に分散して避難し、災害本部に食料や物資を取りに行く住民自治の形を取っています。

また、中心部から離れているため、ヴォランティアによる泥かき清掃どころか、ライフラインも復旧しておらず、車両や瓦礫撤去も始まったばかりです。

地盤沈下が激しく、大潮の時期が近いことも手伝って、満潮を過ぎて道路が冠水する寸前のところを戻って帰ってきました。

2011.4.25 衛生改善事業

4月 25th, 2011


仙台市から委託されている衛生改善事業を行いました。通常より多くの当事者が参加し、震災による影響が一番弱くされているところに現れ始めているように感じています。シャワー、洗濯・乾燥の待ち時間にシチューを振るまいました。

2011.4.24 仙台・宮城に根づく

4月 24th, 2011

震災直後から、一番大変なところに支援を注いでくださる全国レベルの動きに励まされ、言葉に言い尽くせない感謝の思いでいっぱいです。

ここのところ、仙台市内、宮城県内では物資の必要が満たされ、復興の兆しが見えて来たということで、支援の流れが岩手県等他地域に移行しつつあります。岩手、福島を始め、各地の惨状に心痛み、支援の必要性を痛感します。

その一方で、宮城県内では、いまだ生き死にの境目で呻吟するSOSの声が止みません。

仙台夜まわりグループでは、仙台・宮城に根づき、小さな叫びを聞き漏らさず、それがどんなところであっても必要なところに必要なものを届ける活動を継続中です。明日も、配送ルートから外れ、物資不足で疲弊し必要を求める宮城県内の小さな村落に物資を届け、状況を確認する予定です。

大規模支援を大規模施設に実施する仕組みづくりも必要です。しかし一番後回しにされがちな被災者の生の声に地道に耳を傾け、そのひとつひとつの要請に物心ともに注ぎ尽くしていく活動との両者の融合があって初めて当事者主体の取り戻しがなっていくと考えています。

宮城、福島、岩手をはじめ、痛んでいる地に、適切な支援を適切な仕方で継続的に行ってゆく必要性を強く感じます。

2011.4.23 炊き出し

4月 23rd, 2011


雨天のため、急遽、五橋公園から近い仙台市若林区の市民センターの軒下をお借りして、炊き出しを行いました。避難所にいる人たちも含め、約80名が列に並んでカレーライスを何杯もおかわりし、カップラーメンと缶詰の入ったセットをおみやげに持って帰りました。皆さん、嬉しそうでした。