有償清掃ヴォランティア

9月 10th, 2011


定例の有償清掃ヴォランティア作業に多くの当事者が参加し、JR仙台駅東口から榴岡公園に至る大通りや公園内のごみ拾いをしました。

腕章をし、塵ばさみとごみ袋を手に町の美化に貢献する彼ら彼女らに、すれ違う人たちが振り向き、「ご苦労さま」と声をかけてくれます。

小さな活動ですが、働く喜びや誇り、自尊心を失わずに、新しいことを切り開いて行く意欲を取り戻す機会にして欲しいと願っています。

ごみを取りまとめる集合場所の公園のベンチでは、体を丸めるようにして寝ている当事者に出会い、声をかけました。

東京で長く働いていたものの、震災で被災した両親が心配で戻ったところ行き違いになり、やむなく仙台で6月から路上生活を続けているとのことでした。途方に暮れる彼に、仙台市路上生活者等自立センターや、仙台市や仙台夜まわりグループが行っている支援活動を紹介しました。

震災の直接的、間接的要因で路上に陥ってしまう方々が、これからも増加するのではないかと危惧します。