2011.12.28　緊急相談対応

宮城県の施設経由で、当事者からの緊急相談に対応しました。

震災復興関連の仕事で関東から仙台に来たものの、年末に仕事を打ち切られ、途方に暮れているとのことでした。家に帰る方策を提案するとともに、住所設定をするための行政・民間の諸施策をアドヴァイスし、明日寝袋を提供する約束をして別れました。

年末年始のこの時期に、仕事や住まいを失って呻吟するいのちが多くいます。仙台夜まわりグループでは、それらに寄り添い、適切な支援を行うべく、緊急事態に対応していきます。

2011.12.27 定例　食糧支援・相談会

震災以後定例となった火曜日の食糧支援・相談会に多くの当事者が参加し、温かい食べ物と映画等でしばらくの時間を過ごしました。

昨晩の緊急出動で結局会えなかった当事者が来訪し、聞き取りをし、諸提案をし、これからの伴走を約束しました。

本日は、仙台夜まわりグループにおける今年最後の支援活動でしたが、年末年始も緊急対応は例年通り行います。

緊急出動

当事者から今月の15日に路上に出て困っている、知り合いからこの電話番号を聞いた、部屋に入りたい、今一番町のファミマにいるが、藤崎の大通りに出たところまで来てほしい、という非通知の電話が二回にわたってありました。食糧と寝袋と防寒具を持って、雪の中緊急出動しましたが、結局会えませんでした。

その知り合いから仙台夜まわりグループの支援スケジュールも聞いていれば、明朝の食糧支援相談会に来るかもしれません。なんとか無事で一晩過ごして欲しいと思いつつ、待ち合わせた場所に寝袋を置いて、後ろ髪を引かれる思いで帰ってきました。

定例 衛生改善事業

凍てつく寒さの中、衛生改善事業を行い、多くの当事者が集まりました。参加者は、シャワー、洗濯・乾燥で身の回りをきれいにし、待ち時間に暖かい部屋で、スープを始めとする軽食でお腹を満たしました。

夜まわりグループの今年の支援活動は明日が最後です。年末年始、体調に留意するよう、ひとりひとりに声をかけました。

2011.12.24　五橋公園炊き出し

予報では雪になるはずでしたが、天候に恵まれ、ヴォランティアをあわせて70名以上が五橋公園に集まり、カレーライスの配食、支援物資の配布を行いました。今回はクリスマスということで、特別にデザートのクリスマスケーキが振る舞われました。

派遣切りで年末年始を路上で過ごさねばならない人たちもおり、越冬支援体制のスケジュールを伝え、なんとか年明けの仕事始めまで頑張るよう励ましました。

2011.12.22　ゆっくり過ごす会

今年最後のゆっくり過ごす会を行い、多くの当事者が参加し、手づくりの暖かい食べ物と新聞・雑誌・映画上映でひとときを過ごしました。また、当事者からの要望に応え、会の最後に福引き大会を行い、大いに盛り上がりました。

厳しい寒さの中、体調の不調を訴える当事者が少なからずいます。
年始年末の休みに入る前に病院受診するよう勧めています。

2011.12.21　定例　夜まわり

雪が降り積もる中、当事者の安否を尋ね夜まわりを行いました。

足下が悪く、夜まわりの巡回ポイントにまで出てくることができなかった当事者たちが沢山いました。

関西から車で復興事業の仕事を求めてやってきて不首尾に終わり、車上生活から路上生活に至り、幾つかのハードルを越え、明日、めでたく路上生活者等支援センターへの入居が決まった人たちとも顔を合わせることができました。最後まで諦めず、なんとか明日まで持ちこたえることができるように励ましました。

かつての彼らと同じようにして、仙台市内には車上生活をしている人たちが沢山います。 3.11の震災に伴う津波でさらわれた車上生活者の多くは、そもそも行政の調査ではカウントの対象にはなっていないため、まるで存在しなかったかのように扱われました。今後行われる厚生労働省の実数調査でも、そうした人たちは、存在していないかの様に扱われるのでしょう。

荒天にもかかわらず当事者を心配して来て下さったヴォランティアのみなさんに心から感謝しています。

2011.12.20 定例 食糧支援・相談会

定例の食糧支援・相談会を行い、多くの当事者の参加がありました。
　
半年ほど姿をみせなかった当事者の参加がありました。ここ三ヶ月間は、路上で寝泊まりしながら、それまでアルバイトのお金を切り崩してなんとかやってきたものの、底をつき、とうとう食べることができなくなってしまいました。最近は一日でおにぎり一つの生活を続けていたそうです。

用意したラーメンで空腹を満たし、暖かい部屋で暖をとった後、今後についての諸提案をしました。

2011.12.19 衛生改善事業

仙台市から委託されている衛生改善事業が行われました。

最低気温がマイナスとなり、日中でもほとんど気温が上がらない中、多くの当事者が集まり、シャワーで体を温め、束の間の休息で、体の疲れを取りました。

待ち時間に用意した五目ご飯とおでんを食べ、空腹を満たして暖まり、それぞれの場所に戻って行きました。

定例 有償清掃ボランティア

凍てつく寒さの中、清掃作業を行い、多くの当事者が参加しました。

参加者は路面に積もった雪をかき分けながら吸い殻、空き缶等を拾い、いくつものゴミ袋が一杯になりました。

この作業は町の美化を保つとともに、当事者が就労意欲を失わず、最低賃金等働く者の権利を身につけるために行っています。

初参加者の要望に応え、寝袋を手渡し、今後の相談に乗りました。