2012.5.31 ゆっくり過ごす会
定例のゆっくり過ごす会が行われました。参加者全員に、シチューとラーメンを配食しました。参加者は食事後に新聞を読み、DVDを鑑賞して時間を過ごしました。
数名の初参加者から路上にでた経緯を聞き取り、当事者の目線に立った提案をしました。
Filed under お知らせ | Comment (0)2012.5.30 定例 夜まわり
週末に行われるセミナー・食事会の情宣を兼ねて、当事者の安否確認を行う夜まわりを行い、2つのグループに分かれて、市内中心部を廻りました。
JR仙台駅前では、味噌汁とおにぎり、バナナの配食を待つ人たちの長蛇の列が出来ました。
Filed under お知らせ | Comment (0)2012.5.29 定例 食糧支援・相談会
定例の食糧支援・相談会を行いました。数名の初参加者を含め、多くの当事者が参加しました。
ラーメンを配食し、食後に数名の当事者からの相談に応じました。
Filed under お知らせ | Comment (0)転載:緊急声明
2012年5月28日
生活保護制度に関する冷静な報道と議論を求める緊急声明
生活保護問題対策全国会議
代表幹事 弁護士 尾藤廣喜
全国生活保護裁判連絡会
代表委員 小 川 政 亮
1 人気お笑いタレントの母親が生活保護を受給していることを女性週刊誌が報じたことを契機に生活保護に対する異常なバッシングが続いている。
今回の一連の報道は、あまりに感情的で、実態を十分に踏まえることなく、浮足立った便乗報道合戦になっている。
「不正受給が横行している」、
「働くより生活保護をもらった方が楽で得」、
「不良外国人が日本の制度を壊す」、
果ては視聴者から自分の知っている生活保護受給者の行状についての「通報」を募る番組まである。一連の報道の特徴は、なぜ扶養が生活保護制度上保護の要件とされていないのかという点についての正確な理解を欠いたまま、極めてレアケースである高額所得の息子としての道義的問題をすりかえ、あたかも制度全般や制度利用者全般に問題があるかのごとき報道がなされている点にある。
つまり、
①本来、生活保護法上、扶養義務者の扶養は、保護利用の要件とはされていないこと、
②成人に達した子どもの親に対する扶養義務は、「その者の社会的地位にふさわしい生活を成り立たせた上で、余裕があれば援助する義務」にすぎないこと、
③しかも、その場合の扶養の程度、内容は、あくまでも話し合い合意をもととするものであること、
④もし、扶養の程度、内容が、扶養義務の「社会的地位にふさわしい生活を成り立たせ」ることを前提としても、なお著しく少ないと判断される場合には、福祉事務所が、家庭裁判所に扶養義務者の扶養を求める手続きが、生活保護法77条に定められていること
などの扶養の在り方に関する正しい議論がなされないまま、一方的に「不正受給」が行なわれているかのごとき追及と報道がなされているのである。
また、そこでは、
①雇用の崩壊と高齢化の進展が深刻であるのに雇用保険や年金等の他の社会保障制度が極めて脆弱であるという社会の構造からして、生活保護利用者が増えるという今日の事態は当然のことであること、
②生活保護制度利用者が増えたといっても利用率は1.6%に過ぎず、先進諸国(ドイツ9.7%、イギリス9.3%、フランス5.7%)に比べてむしろ異常に低いこと、
③「不正受給」は、金額ベースで0.4%弱で推移しているのに対して、捕捉率(生活保護利用資格のある人のうち現に利用している人の割合)は2~3割に過ぎず,むしろ必要な人に行きわたっていないこと(漏給)が大きな問題であること
など、生活保護制度利用者増加の原因となる事実が置き去りにされている。
さらに、今回の一連の報道は、厳しい雇用情勢の中での就労努力や病気の治療など、個々が抱えた課題に真摯に向き合っている人、あるいは、苦しい中で、さまざまな事情から親族の援助を受けられず、「孤立」を余儀なくされている高齢の利用者など多くの生活保護利用者の心と名誉を深く傷つけている。
2 ところで、今回のタレントバッシングの中心となった世耕弘成議員と片山さつき議員は、自民党の「生活保護に関するプロジェクトチーム」の座長とメンバーである。そして、同党が2012年4月9日に発表した生活保護制度に関する政策は、
①生活保護給付水準の10%引き下げ、
②自治体による医療機関の指定、重複処方の厳格なチェック、ジェネリック薬の使用義務の法制化などによる医療費の抑制、
③食費や被服費などの生活扶助、住宅扶助、教育扶助等の現物給付化、
④稼働層を対象とした生活保護期間「有期制」の導入
などが並び、憲法25条に基づき、住民の生存権を保障する最後のセイフティーネットとしての生活保護制度を確立するという視点を全く欠いた、財政抑制のみが先行した施策となっている。
かつて、小泉政権下においては、毎年2200億円社会保障費を削減するなどの徹底した給付抑制策を推進し、その行きつく先が、「保護行政の優等生」「厚生労働省の直轄地」と言われた北九州市における3年連続の餓死事件の発生であった。今回の自民党の生活保護制度に関する政策には、こうした施策が日本の貧困を拡大させたとして強い批判を招き、政権交代に結びついたことに対する反省のかけらも見られない。
さらに問題なのは、社会保障・税一体改革特別委員会において、自民党の生活保護に関する政策について、現政権の野田首相が「4か3.5くらいは同じ」と述べ、小宮山厚生労働大臣が「自民党の提起も踏まえて、どう引き下げていくのか議論したい」と述べていることである。
そこには、「国民の生活が第一」という政権交代時のスローガンをどう実現していくか、また、「コンクリートから人へ」の視点に基づき、貧困の深刻化の中で、この国の最低生活水準をどう底上げしていくのかという姿勢が全く見られない。
そもそも、生活保護基準については、2011年2月から社会保障審議会の生活保護基準部会において、学識経験者らによる専門的な検討が進められているのであり、小宮山大臣の発言は、同部会に対して外部から露骨な政治的圧力をかけるものであって部会委員らの真摯な努力を冒涜するものと言わなければならない。
そのうえ、小宮山大臣は、「親族側に扶養が困難な理由を証明する義務」を課すと事実上扶養を生活保護利用の要件とする法改正を検討する考えまで示している。しかし、今回のタレントの例外的な事例を契機に、制度の本来的在り方を検討することなく、法改正を行うということ自体が乱暴極まりない。また、生活困窮者の中には、DV被害者や虐待経験者も少なくなく、「無縁社会」とも言われる現代社会において、家族との関係が希薄化・悪化・断絶している人がほとんどである。かつて、札幌市白石区で25年前に発生した母親餓死事件は、まさに、保護申請に際して、この扶養をできない証明を求められたことが原因となって発生した事件であった。
かかる点を直視することなく、法改正を行えば、ただでさえ利用しにくい生活保護制度がほとんど利用できなくなり、「餓死」「孤立死」などの深刻な事態を招くことが明らかである。小宮山大臣は、国民の生活保障に責任をもつ厚生労働大臣として、マスコミに対して冷静な対応を呼びかけるべき立場にありながら、混乱に翻弄されて軽率にも理不尽な法改正にまで言及しており、その職責に反していると言わざるを得ない。
3 今年に入ってから全国で「餓死」「凍死」「孤立死」が相次いでいるが、目下の経済状況下で、雇用や他の社会保障制度の現状を改めることなく、放置したままで生活保護制度のみを切り縮めれば、餓死者・自殺者が続発し、犯罪も増え社会不安を招くことが目に見えている。
今求められているのは、生活保護制度が置かれている客観的な状況を把握し、制度利用者の実態に目を向け、その声に耳を傾けながら、冷静にあるべき方向性を議論することである。
当会は,報道関係各位に対しては、正確な情報に基づく冷静な報道を心掛けていただくようお願いするとともに、民主党政権に対しては、今一度政権交代時の「国民の生活が第一」の原点に戻った政権運営を期待し、自民党に対しては、今回の生活保護制度に関する政策の根本的見直しを求め、本緊急声明を発表する次第である。
以 上
Filed under お知らせ | Comment (0)2012.5.28 衛生改善事業
衛生改善事業のシャワー提供が行われました。開始時間前から多くの当事者が列をなし、参加した当事者はシャワーで体を洗い、さっぱりしました。
シャワーの順番を待つ間には、スタッフ特製のプレート定食を配食しました。
本日も初めて参加された当事者が数名いました。初めて来られた当事者は、下着を取り替えてたくても着替えがない状態です。初参加の当事者には衛生状態を改善してもらうために下着(上下)と靴下を提供しています。現在、初めて参加されるという当事者が必ず毎週、数名訪れており、半袖の下着とパンツが不足しております。皆様の自宅に使っていない新品の下着がありましたら、献品をお願いします。
Filed under お知らせ | Comment (0)2012.05.26 定例 炊き出し
晴天下で炊き出しが行われ、ヴォランティアを含め60名以上が五橋公園に集まりました。
路上に出たばかりで初めて炊き出しに参加する人たちからは聞き取りを行い、仙台市内の支援活動の概要を説明しました。
Filed under お知らせ | Comment (0)2012.05.26 有償清掃ヴォランティア活動
朝から、仙台市の助成事業として行われている仙台市内中心部の清掃活動が行われました。前日午後から今朝方まで雨が降っていたため、ゴミも水を吸い、かなり集め難い状況でしたが、大量のゴミを集めることが出来ました。
支援物資のお願い:
現在、仙台夜まわりグループの活動で使用する洗濯洗剤と、活動後に当事者に配布する飴玉が不足しています。みなさんの周辺で使っていないものがございましたら、仙台夜まわりグループの事務所までお送り下さい。有効活用させていただきます。
2012.5.24 定例 ゆっくり過ごす会
定例のゆっくり過ごす会が行われました。参加した当事者全員にラーメンとサラダ定食を配食しました。
参加者は食後に新聞を読み、DVDを鑑賞してくつろいだ時間を過ごしました。
Filed under お知らせ | Comment (0)2012.5.23 定例 夜まわり
週末の炊き出しの情宣も兼ねて路上生活者の安否を訪ね、三つのグループに分かれて仙台市中心部の夜まわりを行いました。
合流後に向かった仙台駅前では、いつもの倍近い人たちが集まりました。
路上に出たばかりの人も沢山いたため、用意した毛布や寝袋だけでは足りませんでした。仙台夜まわりグループの支援スケジュールを手渡し、ゆっくり過ごす会や週末の炊き出しに顔を出すように勧めました。
Filed under お知らせ | Comment (0)2012.5.22 定例 食糧支援・相談会
定例の食糧支援・相談会を行いました。本日も数名の初参加者を含め、多くの当事者が参加しました。
数名の当事者からの相談に応じ、仙台夜まわりグループの支援体制を伝えるとともに、今後も継続して支援する約束をしました。
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