2013.5.30 悲しみの搬出

5月 31st, 2013

元路上生活者が誰にも看取られずにアパートの一室で亡くなっているのが、訪問介護ヘルパーによって発見されました。10年近く前に仙台夜まわりグループで居宅確保支援をした人でした。

不動産業者からの要請を受け、担当ケースワーカーと協議し、部屋を片付けて荷物を搬出しました。残された一つ一つの私物に、彼の生前の面影がちらつき、胸が締め付けられるような思いになりました。

「一人も路上死を出さぬように」との一念で2000年1月に始められた仙台夜まわりグループの活動は、屋根の有る無しに関わらず、「一人も孤独死を出さぬように」という活動への展開が求められています。