2013.10.24  仙台市職員研修受け入れ

10月 24th, 2013

本日、みやぎNPOプラザで行われたゆっくり過ごす会に、仙台市職員研修として5名の市職員のボランティア参加を受け入れました。

午後から仙台夜まわりグループの事務所に場所を移し、法人の沿革や活動内容について講演を行った後に、懇談の時を持ちました。

2013.10.24 定例 ゆっくり過ごす会

10月 24th, 2013


霧雨の中、木曜定例のゆっくり過ごす会を行い、多くの当事者が集まりました。

参加者はスタッフ特性の、ひじき入り五目ご飯で空腹を満たし、熱いコーヒーや新聞・映画上映等の娯楽でひとときを過ごしました。

関東から自転車で仙台に辿り着いたという初参加者の申し出を受け、「HELP!みやぎー生活困窮者ほっとラインー」につなぎ、相談対応と今後の諸提案を委ねました。

2013.10.23 定例 夜まわり

10月 23rd, 2013


小雨が降る中、週末に行われる炊き出しの情宣も兼ねて、路上生活者の安否確認のための夜まわりを行いました。

2013.10.21 取材協力

10月 22nd, 2013

本日、朝日新聞仙台総局の取材を受け、東日本大震災の直接・間接的影響で路上生活に陥った方々の状況や被災地仙台の生活困窮者の「特殊性」について報告しました。

仙台夜まわりグループは、報道を通して、隠された真実が明らかにされ、ぞんざいにされたいのちに光が当てられるのであれば、取材協力を惜しみません。

2013.10.21 衛生改善事業

10月 21st, 2013

月曜定例の衛生改善事業が行われ、開始時間前から多くの当事者が集まりました。

参加者は、順番にシャワーを浴び、衣類等の洗濯・乾燥を行い、また、待ち時間にはスタッフ特製のプレート定食で空腹を満たしました。

当事者が身の周りを整え、自律へのモチベーションを得る機会となるよう、この活動を実施していきます。

2013.10.20 本日の「HELP!みやぎ」

10月 20th, 2013

仙台労働基準監督署の指導により、前雇用主から未払い賃金が支払われ、持ち込みの大工道具を取り戻すことができるようになったと、同行支援した居宅相談者から連絡がありました。

至極正当な要求でしたが、こうした案件は泣き寝入りに終わることも多く、今回は短時間で解決したのでひと安心です。約束通り賃金が振り込まれるまで見守り続けます。

大震災復興事業という大義名分の下で、賃金の搾取や未払いなど悪質な雇用が横行しています。

これは雇用主だけの問題ではなく、受注元請けから実際に働く人たちの間に、何重にも入り込んでいる下請けの構造に問題があります。下層に行けば行くほど業者の受注金額が減り、そのしわ寄せが働く人たちに行く、これが復興事業の現実なのです。

今週から毎日の「HELP!みやぎ」報告は、毎日曜日の報告に変更させていただきます。

2013.10.19 本日の「HELP!みやぎ」

10月 19th, 2013

本日開催された開所式で「HELP!みやぎ」当月上半期の活動報告をしました。

相談総数約40件、95%以上が男性でした。相談者の在宅/路上比率は3:2でした。6割が在宅生活の方です。

在宅の方、とりわけ路上と在宅の境界線上にいる相談者は、問題が輻輳し本人でも判らない状態にあることが多く見受けられました。

問題がはっきりしていても解決手段への決断が出来ずに更に深みに嵌り、絶望の淵に立っている方もいます。

複数の解決手段が存在することを紹介しても、多くの方が今までの生活・環境を失うのが怖く、足を踏み出せないでいます。本人自身が納得できる解決策を考える必要があります。

路上の相談者は、すぐに自律への道を求める方々と、路上からの積極的な脱出を諦めている方々の2種類に分かれています。

依存症や他の障碍がなく、かつ自律意識の高い人には、まず居宅を得て保護を受けるように提案しています。この3週間で「HELP!みやぎ」経由で緊急シェルターへ保護されたケースが3件、そのうち居宅確保で自律に向けて歩み出したケースが2件ありました。

障碍や病気がある路上の相談者には、まず保護課に医療券発行を求める紹介状を出しています。緊急のケースを除き、自律先は、確実に支援が可能な専門施設や自助グループ・グループホームを紹介しています。

居宅確保をして生活保護を受け、自律への道を歩み始めた人たち、自律途中の相談者は、環境に甘えて自律途中であることの自覚に問題があるケースが多いようです。

確かに就労だけが自律ではありません。各人それぞれの自律の仕方があります。問題はその自律に向けてモチベーションを育て維持して行くことにあります。それを阻んでいる問題をひとつひとつ話しながら見つけ、解決への糸口を見いだして行く必要があります。

総体的に言えることは、絶望や苦悩の淵にある方は、自らの問題を直視出来きずにいる傾向があります。自分自身に起こっている問題は何か。そしてそれを解決するには、どうすれば良いのかを共に考え、方策を見つけ出すのが「HELP!みやぎ」の仕事なのです。

HELP!みやぎ—生活困窮者ほっとラインー開所式

10月 19th, 2013


10月1日から活動を開始した特定非営利活動法人仙台夜まわりグループの生活困窮者総合相談窓口である「HELP!みやぎ—生活困窮者ほっとライン」の開所式が行われ、支援関係者やマスコミ等を含め、約30名が集まり、会場となったみやぎNPOプラザ研修室が一杯になりました。

開所式では、理事長挨拶の後、塩見豊久センター長から開所後の運営状況などが報告された後に、ご来賓の皆様からの有り難いご祝辞を賜りました。

これからも、解決の道を見いだせず、生活に困っている人たちが、気軽に相談してほっとすることができるような場を提供してゆきたいと願っています。

今後とも「できるときに、できることを、できるしかたで」ご協力をお願い申し上げます。

2013.10.19 有償清掃ヴォランティア

10月 19th, 2013

早朝から、当事者による有償清掃ヴォランティア作業が行われました。先週に引き続き芋煮会場を清掃しました。早朝から場所取りのために多くの人で賑わっていましたが、その中をかき分けてゴミを拾い集めました。一週間分の芋煮会の大量のゴミが集まりました。

清掃後には、温かいお茶で一息ついて、それぞれの居場所にもどりました。

2013.10.18 福祉事務所との意見交換会

10月 18th, 2013

仙台市の各福祉事務所の担当部署とホームレス支援団体の担当者が一堂に会し、約二時間にわたって、それぞれの立場から意見や要望の交換を行い、生活困窮者支援の課題について話し合いました。

仙台夜まわりグループは、世の権勢や時代の趨勢に流されず、小さくされている「いのち」に傾き、そこから発言する姿勢を貫いていきます。