2014.1.14 腐敗した構造からの解放の必要性

1月 14th, 2014

震災後の仙台市内の路上の状況について、読売新聞社から取材を受けました。

県外から職を求めてやって来て、劣悪な就労・居住環境が原因で仕事場を飛び出してしまう当事者が後を絶ちません。

ゼネコンを頂点とする日本の建築業界の腐りきった多重下請け・ピンハネの構造そのものを変えない限り、末端の作業員が次々に路上生活に陥る負のスパイラルは解消しないことを伝えました。

2014.1.14 HELP!みやぎ食糧支援相談会

1月 14th, 2014

-3℃の中で食料支援相談会を行いました。普段より参加者が多く、用意したオニギリが足りなくなるのではないかと思うほどでした。

障碍を抱える参加者の相談を受け、医療機関への受診が確実にできるようにスタッフが同行することになりました。

2014.1.11 ホームレス実数精査

1月 11th, 2014

去る8日から9日の未明にかけて実施した仙台市内のホームレス実数調査結果の精査を行いました。

日常的な支援活動を通してほとんどの当事者の顔と名前が一致しますが、ダブルカウントがないか、初めて行き会った路上生活者の居場所等を慎重に再確認し、正確な数字が判明しました。

宮城県内の他市町村で起居する路上生活者も把握していますが、それらがきちんと今回の調査数に反映されるのか、甚だ疑問です。

2014.1.11 有償清掃ヴォランティア

1月 11th, 2014

作業開始時は−5℃、清掃終了時に−2℃ととにかく寒い中、仙台市中心部で今年最初の清掃ヴォランティア作業を行いました。

複数の公園をまわる移動距離の長い作業でしたが、参加者は凍り付いたゴミを剝がしながら器用に大量のゴミを集めました。

仕事が少なくて仕方なく戻ってきたという久しぶりの参加者から話を聞きました。

2014.1.9 氷点下緊急対応

1月 10th, 2014

大寒波が襲い、気温が零度を下回る寒さの中、凍えて死にそうだ、という助けを求める電話が夜間に入りました。

北海道から就労のために仙台に来て、仕事を失い、路上に出たばかりで、どこに相談してよいのか分からず、寝袋どころか防寒具さえ持っていませんでした。

人道的見地から急遽、居場所に駆けつけ、寝袋とカイロと手袋を手渡し、最低限の雨風が凌げる場所を教え、なんとか今晩を乗り切るよう励まし、継続して支援することを約束しました。

2014.1.9 定例 ゆっくり過ごす会

1月 9th, 2014

年末年始休館のため開催できなかったゆっくり過ごす会が二週間ぶりに行われました。

冷たい雨が降りしきる朝、初参加者を含む多くの生活困窮者が集まりました。参加者はスタッフ手づくりのサバ味噌煮定食で空腹を満たし、新聞・映画鑑賞・無料散髪サーヴィスで束の間の安息を得ました。

久しぶりに顔を見せた参加者に支援活動の情宣をし、今後の伴走を約束しました。

2014.1.8 ホームレス実数調査

1月 9th, 2014

厚生労働省が実施する全国ホームレス実数調査の委託を受け、日中から深夜にかけて仙台市内の路上生活者の居場所を廻り、人数を確認しました。

顔と名前が一致する当事者でも、その時間帯に行き会わなければ数字に反映させてはなりません。また、ホームレスたちが夜を過ごす仕方は多様化してきているにもかかわらず、車上やネットカフェ・日帰り温泉等で夜を過ごしている不安定居住者はカウントしてはいけないことになっています。

より現実に即した調査方法にしない限り、正確な状況の把握や、最適な支援施策の構築など行えるはずがありません。

ロイター記事

1月 8th, 2014

今まで国内のどのマスコミも深入りしてこなかった除染作業への違法派遣の実態を暴いた記事が実名入りでロイターから出ました。英文のみです。

http://graphics.thomsonreuters.com//13/12/FUKUSHIMA.pdf

関連記事の日本語版:
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0705O20140108

2014.1.7 病院同行

1月 7th, 2014

年始に路上に陥ってしまった当事者の医療券発行・病院受診同行を行いました。

家庭の事情のために十代から一人暮らしを強いられ、同時にてんかんを発病し、発作を繰り返して仕事が長続きせず、軽微な累犯を繰り返して来ました。

行政窓口に向かう車中でも激しい発作が起き、しばらく安静にさせ、病院に送り届けました。

出所後の保護・支援を含めた更生システムが機能していない私たちの社会の歪みが路上に表出して来ています。

2014.1.7 HELP!みやぎ食糧支援相談会

1月 7th, 2014

早朝の気温は-2℃。開始時には4℃まで上がる気温差のある中での食糧支援相談会となり、新しい当事者の顔が数名ありました。

年始に、路上で泥酔して夜間に警察に保護された方が早朝に亡くなる事件が起こりました。このような悲劇が繰り返されないよう、行政に対して万全な対処を望みます。