2014.8.25-27 海外支援団体訪問

8月 28th, 2014

カジノ・ギャンブル依存問題視察研修(パーソナルサポートセンター・日本弁護士連合会共催)に参加し、ギャンブル依存に対する支援や外国人労働者支援の現場で話を聞き、シンガポールにおける生活困窮者問題の最前線に触れました。

「統合型リゾート」(IR) という名目でカジノ解禁を前提とした統合型娯楽施設を開設する計画が、日本でも方々で持ち上がっています。

カジノ推進論者たちが成功例として挙げているシンガポールでも、急増する依存症被害の全体像は可視化されていません。

依存症に陥ってしまった人に対しては、IDカードを用いた入場禁止をはじめとする制限を設けることや、民間支援団体が債務整理をしたりカウンセリングを行うなど、対症療法的に対応しているに過ぎず、有効な対策が未だに見い出されていない実態が、今回の視察で明らかになりました。



Use&Discard (使い捨て) を前提として、シンガポールでは地元の人たちが嫌がる3K労働市場への短期滞在外国人労働者導入が政策的・積極的に行われています。

少しでも雇用者側にとっての「問題」(事故、怪我、病気、妊娠等)が起こると、彼ら彼女らは直ちに解雇され、国外退去処分にされるように決められています。

労務災害等によって生活手段を失い、労災認定や裁判による賠償請求などの手続きを行う当事者たちに対して、民間支援団体 TWC2* が、炊き出しや相談支援を行っていました。

* Transient Workers Count Too = 短期滞在労働者も(きちんと)勘定に入れて!

2014.8.28 定例 ゆっくり過ごす会

8月 28th, 2014

秋を感じさせる涼しさの中、ゆっくり過ごす会が開催され、多くの当事者が集まりました。参加者は、肉じゃが丼で空腹を満たし、新聞、映画鑑賞、無料散髪で午前中のひとときを過ごしました。

一週間ほど前から路上を余儀なくされたという初参加者からの相談を受け、諸提案をしました。

緊急相談

8月 26th, 2014

家賃を滞納し、不動産屋から退去を勧告されている若い女性からの要請を受け、急遽、相談に乗りました。

仕事を掛け持ちしながらこれまで何とかやって来たが、仕事を失って次の仕事に就くまで収入が無かったため、滞納をしてしまったとのことでした。頼れる肉親がおらず、孤立無援状態で途方に暮れていました。

相談を受け、一時的に公的支援で乗り切る等の提案をし、今後の伴走を約束しました。

2014.8.24 衛生改善事業

8月 25th, 2014

残暑厳しい中、衛生改善事業が行われ、多くの当事者が集まりました。

参加者は、シャワーを浴びて汗を流し、衣類等を洗濯乾燥させて身の回りを清潔にしました。待ち時間には、スタッフ特製の肉味噌丼定食と冷製パンプキンスープで空腹を満たしました。

両足が痺れて歩くことができず、会場まで辿り着けないという当事者からの連絡を受け、握り飯を届け今後の相談に乗りました。

2014.8.23 炊き出し

8月 23rd, 2014

毎月第四土曜定例の炊き出しが行われ、多くの当事者とヴォランティアが集まりました。参加者は、カレーライスを何杯もお代わりして空腹を満たし、必要物資を手にそれぞれ戻って行きました。

部屋を失って寝場所がないという親子3人からの相談があり、人道的見地から、急遽居場所の設定を行いました。

2014.8.23 有償清掃ヴォランティア

8月 23rd, 2014

早朝から当事者による有償清掃ヴォランティア作業が行われました。参加者は二班に分かれ、市内中心部を清掃しました。週末ということもあり、大量のゴミが集まりました。

清掃後に、本日正午からおこなわれる炊き出しをアナウンスしました。

2014.8.22 定例 支援者懇談会

8月 22nd, 2014

仙台市担当部署と支援団体の月例懇談会が開催され、路上や自律途上にある当事者の情報交換や施策の検証等が行われました。

一人でも多くの当事者が自律へと一歩踏み出すために、官民の協働による支援が必要不可欠です。

2014.8.21 定例 ゆっくり過ごす会

8月 21st, 2014

木曜定例のゆっくり過ごす会が行われ、多くの当事者が集まりました。参加者はスタッフ手づくりのかやくご飯で空腹を満たし、新聞、映画上映、散髪で午前中を過ごしました。

精神疾患でつらいという参加者からの相談を受け、病院への送迎を行いました。

2014.8.20 夜まわり

8月 21st, 2014

週末に行われる炊き出しの情宣を兼ねて市内中心部の夜まわりを行い、多くの当事者と出会いました。お握り、みそ汁、ゆで卵、バナナを手渡しながら、ひとりひとりに声かけし、安否を確認しました。

石巻で被災し、諸事情で野宿をしている当事者と出会い、今後の伴走を約束しました。

2014.8.19 福祉事務所との懇談

8月 19th, 2014

仙台夜まわりグループの事務所にて、福祉事務所ケースワーカーと就労支援員を交えた懇談会が行われ、意見交換をおこないました。

現状の課題を共有し、厳しい現実の中で当事者に寄り添った支援体制を拡充する必要があることを再確認しました。