現場からの生の声「食糧が欲しい」
3月 29th, 2011
本日はさらに南部へと向い、バードウォッチングや波乗り、そして温泉で有名だった「鳥の海」の現場に向かいました。静かな漁港は津波で一掃され、地獄図と化していました。
現場で津波のあとに残された瓦礫の中で、家具や思い出の品々を整理する人たちから話を聞き、衣類や食糧を手渡し、また備蓄所にまとまった量の食糧と衣料をおいてきました。この地区には一つの避難所に一時は2000人も集まり、多くの人は壊れた家に帰ったり、家の近くで車上泊をしているそうです。
自衛隊が一日に二回炊き出しをしてくれていますが、空腹が満たされない状態が震災以来続いているそうです。
「記者は現場をみることもせずにただ話を聞くだけで帰っていった。マスコミは三陸や女川に殺到して、民間の物資も届いているようだが、こちらには届いていない。この現状を多くの人に知らせて欲しい」と頼まれ、また物資が集まったら届けに来ることを被災者に約束して帰ってきました。
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