越冬支援活動の協力のお願い
11月 22nd, 2010
仙台夜まわりグループが2000年1月13日に夜まわりを始めてから12回目の冬を迎え、満11年になろうとしています。仙台では、官民の施設が次から次へと路上の人たちを受け入れているにもかかわらず、路上生活者の数は減るどころか増え続けています。
年度末で雇い止めに遭った非正規雇用労働者たちが、蓄えが尽きて家賃滞納が嵩み、居所を追い立てられ、夏以来、次々に路上にあふれてきています。民主党政権が補正予算を組み、雇用対策をうっているということですが、新たに路上に出てくる人たちの勢いが弱まる気配は全くありません。
今年も仙台夜まわりグループによる越冬支援活動が始まりました。新年には有志のみなさんのご提案で、元旦の餅つき大会も予定されています。官公庁の施設が閉鎖になり昼間いる場所がなくなったり、弁当の仕入れが少なくなって期限切れ弁当が入手困難になるなど、年末年始の路上では文字通り、生き残りをかけたサヴァイヴァル戦が繰り広げられます。
クリスマスやお正月になったからといって、私たちが食べたり飲んだりするのを休んだりしないように、年末年始も路上生活者支援に休みはありません。凍死や餓死、孤独死など、一人も路上から死者を出すことがないよう、連帯と協力を引き続きお願い申し上げます。
仙台夜まわりグループ 理事長 今井誠二
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