2011.4.24 仙台・宮城に根づく

4月 24th, 2011

震災直後から、一番大変なところに支援を注いでくださる全国レベルの動きに励まされ、言葉に言い尽くせない感謝の思いでいっぱいです。

ここのところ、仙台市内、宮城県内では物資の必要が満たされ、復興の兆しが見えて来たということで、支援の流れが岩手県等他地域に移行しつつあります。岩手、福島を始め、各地の惨状に心痛み、支援の必要性を痛感します。

その一方で、宮城県内では、いまだ生き死にの境目で呻吟するSOSの声が止みません。

仙台夜まわりグループでは、仙台・宮城に根づき、小さな叫びを聞き漏らさず、それがどんなところであっても必要なところに必要なものを届ける活動を継続中です。明日も、配送ルートから外れ、物資不足で疲弊し必要を求める宮城県内の小さな村落に物資を届け、状況を確認する予定です。

大規模支援を大規模施設に実施する仕組みづくりも必要です。しかし一番後回しにされがちな被災者の生の声に地道に耳を傾け、そのひとつひとつの要請に物心ともに注ぎ尽くしていく活動との両者の融合があって初めて当事者主体の取り戻しがなっていくと考えています。

宮城、福島、岩手をはじめ、痛んでいる地に、適切な支援を適切な仕方で継続的に行ってゆく必要性を強く感じます。