被災者からホームレスへ

6月 8th, 2011

ここのところ、先の大震災や津波の被害に遭い、路上生活をせざるを得なくなった方々が急増しています。

避難所から仮設住宅に移行する際に、住民票がなかったり、部屋に住んだ履歴のない人たちが、書類を出してもらえず、公的災害支援のレールに乗せてもらえない現実があるようです。

避難所に行かざるを得なかった人たちは、全て被災者であるにもかかわらず、仮設に入居するにも厳しいハードルが存在しています。

理由は様々ですが、セーフティーネットが機能せずに、最終的に、どこにも身を寄せるところが無くなった人たちが、ホームレスになっているのです。

地震や津波の影響で、いかに日本の社会のセーフティーネットが脆弱であるかが、加速的に露呈し始めています。