2020.8.5 アンケート調査結果

8月 5th, 2020

去る8月1日、仙台福祉プラザで開催されたセミナー・食事会において、26名の路上生活者、生活困窮者を対象としたアンケート調査を実施しました。結果、以下のことが明らかになりました。さらに詳しく分析し、今後の支援活動に生かして行きます。

1.  平均年齢:56才。
2.  路上生活歴平均:4年。10年近い長期の方々と数ヶ月間の短期の方々が極端に二分される。
3.  出身地:宮城県50%、宮城県を含む東北各県73%、その他27%  北海道、関東圏、大阪圏。
4.  定額給付金を申請しましたか? した52%、しない48%   申請しない理由-  住民票がない。住民票が職権消除されている。その他。
5.  現在の体調はどうですか?:良い70%、悪い30%  足腰が痛い。身体中が痛い。体が怠い。糖尿病で辛い。高血圧が不安。精神的パニック。
6.  現在不安なことがありますか?:金がない。日雇いの仕事をしているが年をとって体がきつい。前歯が欠けて辛いがどうしたら良いかわからない。金がなく食べられない。生活全てが不安。
7.  行政やNPOへの要望はありますか?:土曜日の清掃アルバイトの回数を月3回から4回に増やしてほしい。生活保護申請の際の行政の査定が厳しい。路上生活者のための居場所や食事提供の機会を増やしてほしい。NPOの支援活動を継続してほしい。どうせ書いても何も変わらず無駄だと思うのでいいです。
8.  新型コロナウイルス感染症で心配なことがありますか?:PCR検査を誰でも受けられるようにしてほしい。コロナ収束を願う。手洗いや消毒を心がける。お盆の時期に人混みが増えるので感染しないよう気をつける。感染してしまうことだけでなく、感染させてしまうことがとても不安。