2022.12.24 クリスマスイヴ 炊き出し

12月 24th, 2022

クリスマスの「救い」とは、専売特許を謳う既成宗教の西欧文化一色の集会において成就するのだろうか、世間一般のイルミネーション煌びやかなその場限りのお祭り騒ぎで完結するのだろうか、を問われつつ、今日一日生きるに窮している人たちに出会い、飢えを凌ぐ一食を提供し、生き死にに関わる相談に乗りました。

霙混じりの雨のため、仙台福祉プラザ軒下に変更した会場に寒さに震えながら集まった当事者たちは、清掃アルバイトの登録をし、カレーライスやボランティア手づくりのクリスマスケーキで空腹を満たしました。

帰り際に、サンタチョコ、ホッカイロ、マスク等のお土産を手に、それぞれ戻って行きました。

「クリスマスや正月など自分に関係ない。凍死しないよう朝を迎え今日の飯をどうするかしか考えられない」という当事者の言葉が、クリスマスイヴの喧騒の中、心を突き抜けました。

毎月第四土曜の炊き出しは、2000年7月28日に開始して以来、本日で270回を数えました。