2011.9.30 スタッフミーティング

9月 30th, 2011

夜まわりグループで活動するメンバーによる定例のスタッフミーティングを行い、3月11日の震災以降の路上生活者の動向や支援活動内容の評価と課題を共有しました。

震災復興特需による一時的な日雇いの仕事に就いて顔を見せなくなった当事者がいる一方で、大都市から送り込まれて来た多くの作業員が仕事を切られ、路上に出ざるを得ない状況が生じてきています。東京、神奈川、名古屋、大阪に代表される寄せ場に似た構造が、仙台市内でも見られるようになってきています。

労働者としての当たり前の権利を主張すること、不当労働に対して断固とした態度をとることを学ぶ機会がますます必要になってきています。東北の現場で起きている不当労働行為を明らかにし、当事者に同伴しつつ、歩むことを確認しあいました。

現状認識〜支援活動〜評価と総括〜支援活動という循環において、支援活動は体現されるべきです。

2011.9.29 定例 ゆっくり過ごす会

9月 29th, 2011


ゆっくり過ごす会をみやぎNPOプラザで行いました。多くの当事者が、軽食と新聞・漫画・雑誌・映画上映でひとときを過ごしました。

寝袋や靴、厚手の服を求める相談が沢山あり、明日の食事会で提供することにしました。居宅確保の相談に対しては、諸施策を提案しました。

人工出し業者の寮から逃げ出して来た当事者からの相談が続いており、瓦礫撤去や家屋解体作業等の増加に伴い、末端で働く人たちの過酷な待遇が明らかになっています。

不安定居住の下に不安定就労を強いられ、使い捨てにされていく現場の作業員の犠牲の上に復興事業が成り立っており、ゼネコンを頂点とした下請け業者が作るヒエラルキーの問題が被災地にも存在している現実を目の当たりにしています。

2011.9.28 定例 夜まわり

9月 29th, 2011



日中に郊外の橋脚付近に起居する当事者、夜間に市内中心部に点在する当事者を訪ね、おにぎり、バナナ、みそ汁、ゆで卵を手渡しながら、安否確認を行いました。都合50名に及ぶ方々に出会いました。

朝夕の冷え込みが厳しくなりつつあり、使い切りカイロを求める声が多くあがっています。

今年も越冬の時期が近づいています。万全の計画を立て、厳しい寒さの冬期に、ひとりも孤独死・路上死せずにすむような支援体制の準備を整えています。皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

ボランティア訪問

9月 28th, 2011

陸前高田市にボランティアに赴く神戸大学経済学部の学生を引率する教員が、夜まわりグループの事務所を訪れました。

震災後の東北の状況と路上生活者がおかれた過酷な現実をお話しし、今後も情報交換をすることになりました。

次代を担う学生たちが志を持ってボランティアに参画くださることに心強くさせられます。

定例 食糧支援・相談会

9月 27th, 2011


朝9時半から榴ヶ岡のみやぎNPOプラザにて食糧支援・相談会をおこないました。

多くの当事者が参加し、ラーメンで空腹を満たしました。
今後の住まいや医療についてなど数件の相談を受け、アドバイスをしました。

2011.9.26 定例 衛生改善事業

9月 26th, 2011


衛生改善事業を行い、多くの当事者が参加しました。シャワーを浴び、洗濯と乾燥で身の回りをさっぱりとさせ、待ち時間に、五目ご飯とおでんで空腹を満たしました。

二週間ぶりの実施だったため、たくさんの洗濯物を抱えて来た当事者がいました。

複数の初参加者から相談を受け、聞き取りと今後の歩みへの提案をしました。いずれも震災の直接・間接的な要因で路上に陥った方々でした。今後もこのような方々がさらに増加しそうです。

第28回全国地域・寄せ場交流会

9月 25th, 2011

9月24–25日に京都の龍谷大学でおこなわれた第28回全国地域・寄せ場交流会に参加し、24日の全体会で、震災後の被災地域(仙台市)における路上生活者/被災者支援の取り組みと現状について報告しました。

分科会でも引き続き震災後の路上生活者支援について話し合い、全国の支援者の方々と意見を交換することができ、課題を共有することができました。

2011.9.24 炊き出し

9月 24th, 2011



今回は高校生と大学生はお休みで、少数精鋭のヴォランティアによる五橋公園での炊き出しが行われました。

路上に出て来た人、なんとかぎりぎりのところで留まっている人から聞き取りをし、支援活動のスケジュールを渡し、励ましました。

有償清掃ヴォランティア作業

9月 24th, 2011


早朝に河川敷の清掃作業を行いました。台風による増水で広瀬川河原の砂利が流され、いつもとは違う地形になっていました。

芋煮シーズンが始まり、学生たちが陣取ったり、火を起こしたりしている間を縫って、昨晩からの泊まり組たちが残していったゴミや、河川敷に不法投棄された家庭ごみを拾って歩きました。

このようにして仙台では、路上生活者たちが市内や河川敷の美化のために汗を流しています。

定例 ゆっくり過ごす会

9月 22nd, 2011

ゆっくり過ごす会に多くの当事者が参加しました。参加者は軽食と新聞・映画でひとときを過ごしました。

昨晩の豪雨の影響で河川敷の小屋が水没してしまったり、公園で起居していて足まで増水したという当事者たちの話しを聞きながら、無事を確認しあいました。

また、居宅設定の相談を受け、準備のために奔走し入居の運びとなりました。今後住民票設定、多重債務整理、就労活動等の伴走を行うことにしています。