2011.10.31 衛生改善事業

小雨の中、衛生改善事業を行い、多くの当事者が集まりました。

参加者は、シャワー、洗濯・乾燥で身の回りをきれいにし、わかめご飯、クリームソーススパゲッティ、フルーツを食べながら待ち時間を過ごしました。

雨でびしょ濡れの方にトレーナーと丈を調整したズボンを手渡し、着替えてもらいました。

予報では今週末にかけて冷え込みが厳しくなる模様です。連日の支援活動で、体に留意し孤立せぬよう呼びかけています。

仙台市宮城野区蒲生中野地区訪問

仙台市宮城野区蒲生中野地区を訪れ、津波によって自宅と水田を失ったご夫妻としばらく話しをし、支援品を提供しました。

震災直後、目前の防波堤を越えて津波が襲った際、地区の多くのお年寄りは自宅から離れず、結局、その地区だけで100名以上の方々が犠牲になったそうです。避難した小学校の体育館前でも、力つきて波に飲まれてしまった方々がいたことを涙ながらに語っていました。

基礎だけ残された自宅敷地にしげった雑草を、ご夫妻で黙々と抜き取る作業をする姿にかける言葉をみつけることができませんでした。

被災者電話相談

被災して失業し、貯金を取り崩して底をつき、来月の家賃が払えないという方から電話でのご相談依頼がありました。残念ながら抱えている諸問題の詳細をお聞きする前に、途中で電話が切れてしまいました。番号非通知のためコールバックできませんでした。

もっと早くお電話をいただければ、沢山の選択肢があったのですが、路上に出てしまう前に、まだやれることが残っています。今ならまだ間に合います。近くの役場か区役所の「保護課（係）」に行って事情を話して、相談に乗ってもらって下さい。

もし窓口で門前払いをくわされるようなことがあれば、もう一度お電話を下さい。詳しい状況をあらためて聞かせていただいた上で、窓口まで同行させていただきます。そうならないことを願いつつも、ご連絡をお待ちしています。

定例 ゆっくり過ごす会

穏やかな日差しの中、ゆっくり過ごす会を行い、多くの当事者が参加しました。

使い切りカイロ・飴・マスクを手渡し、カレーライス・大根の煮付け・みそ汁を提供し、参加者は新聞・雑誌・映画等でひとときを過ごしました。希望者には散髪の無料サービスも行っています。

仙台市路上生活者等自立支援センターに明日入居するという当事者からの報告があり、がんばるよう励ましました。

12月からの越冬支援に向けて活動スケジュールを調整、構築しています。

2011.10.25 定例 食糧支援・相談会

定例の食糧支援・相談会が、みやぎNPOプラザでおこなわれました。

多くの当事者が集まり、ラーメンを食べて空腹を満たし、誰にも遠慮しないで済む束の間の一時を過ごしました。

仙台では朝晩が冷え込んで来ています。帰っていく一人一人に声をかけ、風邪などをひかないよう注意を喚起しました。

定例 衛生改善事業

雲行きが怪しい中、衛生改善事業に、多くの当事者が参加しました。

参加者は、シャワーを浴び、洗濯・乾燥で衣類等をきれいにし、待ち時間に軽食でひとときを過ごしました。

冷え込みが厳しくなっており、希望者に冬用の衣類等を提供しました。

2011.10.22　定例炊き出し

雨天のため、急遽、仙台市福祉プラザの軒下をお借りして、炊き出しを行いました。ヴォランティアを含め60名を越える人々が集まり、軒下には配食を待つ長蛇の列ができました。

参加者はカレーライスを何杯もおかわりし、支援者が寄せてくださった支援物資を受け取ってそれぞれの居所に戻っていきました。

炊き出しに初めて顔を出してくれた当事者からは聞き取りをし、仙台夜まわりグループの支援スケジュールを手渡しました。

定例 ゆっくり過ごす会

ゆっくり過ごす会に多くの当事者が参加しました。軽食と雑誌・新聞、映画でひとときを過ごしました。初参加者の数名に仙台市路上生活者等自立支援センターの紹介をし、これからについて相談に乗りました。

震災関連の一時的な職を得てネットカフェ等で過ごす元当事者がいる一方で、過酷な職場環境に耐えられず新たに路上に陥ってしまう方々との出会いが引きも切りません。

定例 夜まわり

昼まわりに引き続き、午後8時から夜まわりを行いました。おにぎり、ゆで卵、みそ汁、バナナ、使い切りカイロを手渡しながら安否を尋ねてまわりました。

寒さのため、通常より少ない当事者との出会いでしたが、仙台駅前では温かい食べ物を求める列が並びました。

2011.10.18 定例 食糧支援・相談会

みやぎNPOプラザにて食糧支援・相談会をおこない、多くの当事者が参加しました。

本日は、一人の若者が久しぶりに姿を見せました。心配していたことを伝えると、この半年間、路上生活から抜け出すために、震災関係の仕事に就き、仙台を離れていたこと、給料をほとんど貰うことができなかったために、再び仙台で路上生活をおくるようになったことなどを話してくれました。

ここ数日間、何も食べていないということでしたので、その場でラーメンで空腹を満たしてもらい、仙台夜まわりグループの支援スケジュールを渡し、励ましました。