2013.4.11 支援者懇談会

4月 12th, 2013

毎月定例の支援者懇談会が行われ、仙台市の担当部署と自立支援センター、関連NPO法人が出席し、路上の状況の情報交換や支援施策の検証等について話し合いが持たれました。

この会議は官・民両者が協力できる部分については一致しながら、当事者への支援をより重層的に実施することをめざしています。

仙台夜まわりグループでは、今後も当事者の側に立って発言し、強いられた「自立」でなく本人の意志を尊重した「自律」が実現できるように、提案していきます。

2013.4.11 定例 ゆっくり過ごす会

4月 11th, 2013


桜ほころび始める中、ゆっくり過ごす会を行い、30名を超える参加当事者をヴォランティアスタッフで歓待しました。参加者はスタッフ手づくりの中華丼でお腹を満たし、温かいコーヒー、新聞、雑誌、映画鑑賞で午前のひとときを過ごしました。

久しぶりに参加した当事者によると、半年間の震災関連の仕事が終了して寮を出ざるを得ず、再び路上に舞い戻ったとのことでした。期限付きの仕事では真の自律に結びつかないことを痛感すると共に、このような不安定雇用のうえに復興事業が成り立っているとすれば新たな被害者を生み出す悲しい循環は決してなくならないことを知らされます。

今後もこの支援活動が、日中に居場所や休息場所を得られない当事者主役の、憩いと相談の場になるよう実施していきます。 

2013.4.8 シャワー提供

4月 9th, 2013

仙台市から委託されている衛生改善事業が行われました。多くの当事者が参加し、シャワーで体を洗い流し、洗濯をして身の回りを整えました。

シャワーの順番を待つ間には、スタッフが用意した煮物定食とサツマイモ入りのみそ汁を食べました。ここのところ新しい人たちが次々にやってきます。初参加者には新品の下着セットとタオルを手渡しています。

2012年度シャワー提供活動報告

4月 7th, 2013

仙台夜まわりグループが仙台市から委託を受けて毎週実施している衛生改善事業は、今年度で9年目を迎えました。昨年度は49回の開催で延べ1,000人を超える当事者が参加しました。

温かいシャワーを浴び、衣類等を洗濯して身辺を清潔に保ち、今後の歩みに思い巡らせてもらうことを目的としています。
シャワー待機時には、スタッフ手づくりの美味しい食事や飲み物を提供してひとときを過ごしてもらっています。

今後もこの活動が当事者それぞれの自律に結びついていく機会となるよう運営していきます。

2013.4.6 自律支援セミナー・食事会

4月 7th, 2013



毎月第一土曜日開催のセミナー・食事会に多くの当事者が参加し、具沢山の豚汁ごはんと焼きたてソーセージに舌鼓を打ちました。食事会に先立つセミナーでは有償清掃ヴォランティアの登録会を行い、ほぼすべての参加者が申し込み、登録手続きを完了しました。

数名の初参加者があり、簡単な聞き取りと夜まわりグループの支援活動紹介をしました。そのうちの一人によると、長い間自分の得意分野で仕事をして来たもののちょっとした失敗と体調悪化で職と住まいを失い路上に陥ってしまったとのことでした。誰もがホームレスという状態に陥る可能性があることを痛感すると共に、それを防ぐことのできない私たちの国のセイフティネットの脆弱さを垣間みるようでした。

今夕から明日にかけて天気が大荒れになるとの予報です。
屋外で寝泊まりしている当事者に大雨で濡れぬよう注意喚起し、特に河川敷で小屋掛けしている当事者には川が増水する前に早めに避難するよう声をかけました。

2012年度清掃活動報告

4月 5th, 2013

仙台夜まわりグループが仙台市から一部助成を受けて月三回実施している有償清掃ヴォランティア活動は、今年度で開始10年目を迎えます。昨年度は36回の作業に延べ1,000人以上の当事者が参加しました。

市内のごみを拾い集める1回1,000円の作業ですが、当事者が就労意欲を取り戻し、食事をしてこれからの自身に思いを馳せるために、また、最低賃金以下で使われることがないように、適正賃金で働く感覚を身に付けることもめざしています。

明日開催するセミナー・食事会において新年度最初の清掃登録会を行う予定です。

今後もこの活動を通してひとりでも多くの当事者が自律の歩みへ踏み出してほしいと願っています。

2013.4.4 定例 ゆっくり過ごす会

4月 4th, 2013


毎週木曜日開催のゆっくり過ごす会に30名近い当事者が参加し、スタッフ手づくりの白菜おひたし味噌のせご飯で空腹を満たし、温かいコーヒー・新聞・映画鑑賞でひとときを過ごしました。

初めて参加した当事者の聞き取りとこれからの諸提案をした後、要望に応え衣類、寝袋、食品等を提供しました。

仙台では4月に入って日中は暖かくなったとは言え、朝晩の冷え込みが厳しく桜もまだつぼみの状態です。風邪気味の当事者に、悪化した際には行政を通して病院で受診するようアドヴァイスしました。

2013.4.3 定例 夜まわり

4月 3rd, 2013


週末に行われるセミナー・食事会の報宣も兼ね、路上生活者の安否確認を行う夜まわりを行いました。

ヴォランティアが三班に分かれて、市内中心部を巡回し、おにぎりとバナナやカイロを手渡しながら、自律支援セミナーの案内をしました。

初めて出会った当事者には、私たちの支援スケジュールを手渡し、今後も各種の支援活動があり、継続して支援できることを伝え励ましました。

2013.4.2 ビッグイシュー販売会議

4月 3rd, 2013

毎月定例のビッグイシュー仙台ソサイエティ会議とベンダー会議が行われました。ビッグイシュー販売を支えるソサイエティのメンバー3名と販売員であるベンダー3名の計6名が出席しました。

会議では、売り上げの確認や販売方法の改善、顧客の要望にいかに応えるかなどについて熱心な話し合いが持たれました。

これまでに多くの当事者がビッグイシュー販売をきっかけに路上を巣立って自律を果たしています。

現在、仙台市内のアエル前、三越前、ダイエー前で販売をしています。何かの折に見かけられましたら、ぜひご購入、ご協力のほどよろしくお願いします。

2013.4.1 衛生改善事業

4月 3rd, 2013

衛生改善事業が行われました。参加した当事者は、シャワーを浴び、洗濯を行いました。また、シャワーの順番を待つ間には、スタッフが用意した定食を食べました。

初参加者から簡単な聞き取りを行いました。寝ているところに石を投げられるため、夜は安心して過ごせず、貯金していたお金が底をつき、数日間何も食べていないという状態でした。彼には、すぐに食事を用意し、今後も継続して支援していくことを約束しました。

人に対して石を投げつけて自らの憂さをはらすという卑劣な行為と、人をそう駆り立ててしまう社会の仕組みに怒りを覚えます。