2021.5.31 定例 衛生改善事業

5月 31st, 2021

路上生活者が、身の回りを清潔にし、自立への思いを失わないようにすることを目的とした衛生改善事業が行われました。

市内中心部から徒歩で1時間以上かかる会場にやって来た参加者たちは、検温や手洗い、消毒の後、順番にシャワーを浴び、衣類等を洗濯しました。

待ち時間には、スタッフ手作りのかやくごはん定食で空腹を満たしました。

この活動は、仙台市の委託事業として実施しています。

2021.5.27 第116回 大人食堂(第838回 ゆっくり過ごす会)

5月 27th, 2021

木曜定例の大人食堂が、みやぎNPOプラザでおこなわれました。

時間前から到着して、開始を待ちわびていた参加者たちは、非接触型体温計による検温とアルコール消毒の後、ソーシャルディスタンスを確保するため二つの部屋に分かれ、おにぎりやカップ麺、菓子などで空腹を満たしました。

帰り際に、全国の支援者が提供してくださった衣類や文庫本、漫画本を手にし、それぞれ戻って行きました。

2021.5.27 深夜夜まわり

5月 27th, 2021

通常午後8時からの夜まわりでは出会えない、深夜に寝床に戻って来る路上生活者を確認すべく、最終電車が発車した後のJR仙台駅を始め、地下道や公園等、仙台市内の巡回をしました。

仙台駅や公園、地下道で、これまで出会ったことのない路上生活者を確認し、一人ひとりの枕元に、支援チラシやマスク等を置きました。

2021.5.26 月例 スタッフ会議

5月 26th, 2021

支援活動や居宅支援に携わるスタッフが一堂に会し、5月の支援活動を振り返り、新型コロナウイルス感染症対策や来月以降の計画について話し合いました。

会議では、具体的な事例を取り上げてケーススタディも行い、活発な意見交換がなされました。

会議で共通認識した喫緊の課題は、コロナ禍の影響で路上に陥ってしまう人たちが引きも切らないことや、ギャンブルやアルコール依存の結果、路上に陥ってしまう方々が急増しているということです。

路上は社会が抱える問題の坩堝です。この国はいつの時代も、大義名分の下、弱い存在が切り捨てられて来ました。それは同時に、私自身がいつどこで切り捨てられるかわからないという現実です。

そうならないよう、また、そういう国にならないよう、仙台夜まわりグループでは、誰もが大切にされる関係構築と本人主体の自律を実現を実施すべく、スタッフ会議や研修会を繰り返しています。

2021.5.25 依存症者レクリエーション

5月 25th, 2021

ギャンブルやアルコールなどの依存症から回復を目指す元当事者たちを対象にした、レクリエーションを行いました。

新型コロナウイルス感染防止のため、体温測定や消毒をしたり、3密を避けるなど、できる限りの対策を講じ、大型テレビで映画「罪の声」を鑑賞しました。

映画終了後に、次回の依存症ミーティングや清掃活動、レクリエーションの打ち合わせをし、それぞれ戻って行きました。

IR法(カジノを含む統合型リゾート法)が成立し、カジノを建設する都道府県の選定が着々と進められているこの国で、全体の3.6%、約320万人がパチンコ・パチスロの依存症と言われています。

20年間にわたる私たちの支援活動で、新築住宅が二軒建つ程の給与をギャンブルに使い果たしてしまったという方を始め、ギャンブルやアルコール等依存症が原因で路上に陥ってしまう人たちとの出会いが繰り返されています。

そのような彼ら彼女らに、支援と称し、仕事を紹介し部屋に入れて一丁上がりで済ませても何の解決にもなりません。依存症者への丁寧な見守り支援、回復支援を行い、個々の根本問題を解決しない限り、これまでと同じことの繰り返しで、再び路上に陥る危険性が大いにあるからです。

依存症は、単なる「酒好き」「賭け事好き」「〜好き」の範疇に留まらない、さまざまな要因によって誰しもが罹患する可能性のある、治療を要する病気であることを痛感しています。

仙台夜まわりグループでは、路上生活に陥ってしまう根源的な原因を探り、そこに届いていけるように関わり、当事者主体の自律実現に向けて伴走を継続しています。

この活動は、一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構様・宮城県遊技場協同組合様 から助成を受けておこなっています。

2021.5.24 月曜定例 衛生改善事業

5月 24th, 2021

汚れや臭いで肩身の狭い思いをしている路上生活者に、シャワーを浴びたり洗濯をする機会を提供したいという願いから、2002年にスタートした衛生改善事業が行われました。

曇天の下、衣類等を抱えながらやって来た当事者たちは、検温や手洗いの後、順番にシャワーを浴び、身の回りの物を洗濯しました。

待ち時間には、ライスカレー定食で空腹を満たしました。

この活動は、仙台市の委託事業として実施しています。

2021.5.22 公園炊き出し

5月 22nd, 2021

雨上がりの曇り空の下、市内の公園で炊き出しを行いました。

時間前から集まっていた40名を超える当事者たちは、しょくいくフードシステム東北株式会社様が作成してくださった、美味しいカレーライスを何杯もお代わりして空腹を満たし、支援物資を手に、それぞれ戻って行きました。

本日は、生活保護を受けているものの借金の問題を引きずったままで生活が成り立たなくないという初参加者から相談があり、HELP!みやぎ で諸提案をし、今後の伴走を約束しました。

2021年 厚労省 ホームレスの実態に関する全国調査結果(改訂版)

5月 22nd, 2021

仙台夜まわりグループでは、今年1月に、厚労省によるホームレス概数調査の委託を受け、仙台市内で実施調査をしました。

去る4月28日、厚労省が公表した結果によると、宮城県内の路上生活者数は77名、仙台市内では76名でした。因みに、仙台市以外の宮城県内で確認された1名の路上生活者は気仙沼市内ということでした。

近年、全国的に路上生活者の数は大幅減少傾向にも関わらず、仙台市では昨年比で6名増加しています。東京23区及び政令指定都市(20都市)の中で、7番目の多さとなっています。

調査が実施された1月の仙台は、連日厳しい寒さが続き、当事者たちは建物の陰などで身を隠すように過ごしており、調査で目視できなかった、いるはずなのに確認できなかった方々が調査人数に反映されておらず、さらに、車上やネットカフェ、24時間営業のファストフード店で過ごしている数もカウントされていません。

また、宮城県下で、仙台市以外は気仙沼市内で1名のみというのは、私たちが独自に得ている情報と大きく乖離しています。

正確なカウント方法等政策提言をしつつ、仙台市内で路上生活者が増加傾向であることの原因を分析し、一人でも多くの路上生活者がやり直しを実現すべく、支援活動での出会いを大切にしていく所存です。

2021年1月概数調査結果
全国 3,824名(昨年 3,992名 ▲168名)、仙台市 76名(昨年70名 △6名)。

2021 厚労省 ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果

2021.5.22 依存症者 清掃活動

5月 22nd, 2021

アルコールやギャンブル依存症から回復を目指す元当事者たちを対象にした、清掃活動を実施しました。

朝9時前に集合した参加者たちは、青葉区内と太白区内の住宅地付近を清掃し、吸い殻や空き缶、ペットボトル等を丁寧に拾い集めました。

作業終了後は、次回の清掃活動について打ち合わせをし、来週火曜日に行われる依存症者のレクリエーションに参加してくれるよう、呼びかけました。

この活動は、回復プログラムの一環として、依存症者が規則正しい生活を身につけることを目的に、一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構様・宮城県遊技場協同組合様  から助成を受けて実施しています。

2021.5.22 有償清掃ヴォランティア

5月 22nd, 2021

間断なく降る雨の中、清掃ヴォランティア活動が行われました。

朝7時に、仙台市中心部に集合した大勢の路上生活者たちは、チリバサミとゴミ袋を手に、周辺のゴミ拾いを丁寧に行いました。

作業終了後は、ペットボトルのお茶で一息つき、それぞれ戻って行きました。

仙台市では、路上生活者が街の美化に貢献しています。