2013.12.20 誰もがそうなる可能性がある

12月 20th, 2013

路上生活者からの切なる要請に応え、シェルター入居者2名を含む4名の居宅確保をしました。「このまま凍え死んでしまうかと思った」「二週間ぶりに風呂に入った」と喜ぶ顔にこちらが励まされました。

みぞれまじりの冷たい雨が降る仙台では、今晩も寒さに震えながら死と隣り合わせで身を縮めるように朝を待つ方が数多くいます。アパートの部屋や一軒家を貸してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。

本日、居宅確保をした元当事者の言葉を紹介します。

とにかく仙台の路上は寒かった。死にそうなくらい寒かった。もう今年の冬は生きて越せないと思った。仙台夜まわりグループさんの管理する部屋に入らせてもらって、久しぶりに布団で足を伸ばして寝れることの有り難さを感じてる。

大学まで卒業して何やっているんだと言われるかもしれないけれど、自分は自分なりに精一杯やってきたんです。タバコも酒も賭け事もやらなかった。でもどこかで歯車が行き違ってしまったんでしょうね。

自業自得と言う人もいるけれど、路上の仲間たちは自業自得ではない人ばかりです。自分はホームレスになどならないと誰もが別世界のように考えているでしょうけれど、僕だって自分がこうなるなんて思ってもいなかった。

誰もがそうなる可能性がある社会だってことをみんなに知ってほしいです。今度こそゼロからのやり直しだと思って、部屋に入る前日に頭を坊主に剃りました。精一杯自律に向けてがんばりたい。