2010.10.22 年金受給手続き支援

10月 22nd, 2010

本日、生活保護を受けて自律への歩みを踏み出した65歳の男性の年金受給にまつわる手続き支援をしました。

ご本人は30年間以上も厚生年金の掛金を払っておられましたが、仕事を失ってからは、広瀬川沿いの洞穴同然の場所で生活されて来ました。数ヶ月前に、夜まわりグループの運営するアパートに入居されましたが、年金受給資格が5年以上前からあるのが明らかになり、今回一括して数百万円が年金機構から支払われることになりました。生活保護の辞退届とこれまで受け取った生活保護費・医療保護費の全額返還の手続き等を同行して行いました。

ご本人は働いていた時分、若い頃から掛け金が給与から自動的に引かれ続けていたので、年金の制度や受給資格、受け取り方法等をまったくご存知ありませんでした。このようにして、宙に浮いてしまっている年金があることを、当然受けるべき方々が知らないままでいる割合が多いのではないかと危惧します。知らない罪、知らせない罪。後者の大きさを感じます。

今週土曜日正午から五橋公園にて炊き出しを行います。また、既報のとおり、11月の食事会はいつも借りている施設の予約が取れなかったため、11月6日(土)正午から五橋公園で行うことになっています。ボランティアのご参加、よろしくお願いします。