「悲痛な叫び」結局この国は、弱くされているところにしわ寄せがいく

6月 5th, 2020

本年4月以降、新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの若年層から相談が殺到しています。

「働き方改革」の美名のもと非正規紅葉が増加した結果、真っ先に切り捨てられるのは企業の調整弁として使い捨てにされてきた非正規、派遣を始め、弱くされている人たちです。非正規雇用のみならず、正規雇用の方々からの相談が舞い込んできています。

もはや、非正規雇用、正規雇用という枠組みを越えて、これまでの社会構造そのものを問い直す必要があります。

新型コロナウイルス感染症の影響で、今も生きるか死ぬかの瀬戸際で呻吟する人たちからのSOSのメールの一部を、個人情報を伏せるため、修正してご紹介します。

『はじめまして、昨日(水)、深夜夜まわりの時に、JR仙台駅構内にて寝泊まりしていた者です。本日いろいろ調べて連絡しました。現在私は、所持金が小銭程度、身寄りもない状態で既に行政やNPOをいくつも回ってますが、新型コロナウイルスの影響で受け入れできないと言われました(風邪や熱はないにも関わらずです)。路上生活そのものが私自身にとって本当に辛いので助けて欲しいのです。明日(金)の午前中に相談に伺いたいのですがどうでしょうか?』

『お世話になります。以前(半年前辺りに仙台駅で)食事などを提供していただいた者です。その時はお世話に成りました。それから何とかして東京に行き生活していたのですが、このような状況になってまた仙台に戻ってきた次第です。東京で何とかなると思ったのですが新型コロナの影響で上手く行かなかったので、何とかお世話になれないかと思いメール致しました。何卒宜しくお願い致します』

彼ら二人は、人道的見地から、居所確保支援をおこないました。