2021.5.25 依存症者レクリエーション
5月 25th, 2021
ギャンブルやアルコールなどの依存症から回復を目指す元当事者たちを対象にした、レクリエーションを行いました。
新型コロナウイルス感染防止のため、体温測定や消毒をしたり、3密を避けるなど、できる限りの対策を講じ、大型テレビで映画「罪の声」を鑑賞しました。
映画終了後に、次回の依存症ミーティングや清掃活動、レクリエーションの打ち合わせをし、それぞれ戻って行きました。
IR法(カジノを含む統合型リゾート法)が成立し、カジノを建設する都道府県の選定が着々と進められているこの国で、全体の3.6%、約320万人がパチンコ・パチスロの依存症と言われています。
20年間にわたる私たちの支援活動で、新築住宅が二軒建つ程の給与をギャンブルに使い果たしてしまったという方を始め、ギャンブルやアルコール等依存症が原因で路上に陥ってしまう人たちとの出会いが繰り返されています。
そのような彼ら彼女らに、支援と称し、仕事を紹介し部屋に入れて一丁上がりで済ませても何の解決にもなりません。依存症者への丁寧な見守り支援、回復支援を行い、個々の根本問題を解決しない限り、これまでと同じことの繰り返しで、再び路上に陥る危険性が大いにあるからです。
依存症は、単なる「酒好き」「賭け事好き」「〜好き」の範疇に留まらない、さまざまな要因によって誰しもが罹患する可能性のある、治療を要する病気であることを痛感しています。
仙台夜まわりグループでは、路上生活に陥ってしまう根源的な原因を探り、そこに届いていけるように関わり、当事者主体の自律実現に向けて伴走を継続しています。
この活動は、一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構様・宮城県遊技場協同組合様 から助成を受けておこなっています。
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