日本キリスト教団寿地区センター主催講演会

2月 18th, 2012

「野宿を余儀なくされた人々との出会い」と題して、日本基督教団紅葉坂教会(桜木町)にて、今井理事長による寿地区センター主催講演がなされました。

百名近い参加者があり、講演後、会場内で仙台夜まわりグループの支援活動のためのカンパが集められました。79,714円でした。多額のカンパ、ありがとうごさいました。

以下チラシより転載:
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寿地区センター講演会
「野宿を余儀なくされた人々との出会い」

日時:2012年2月18日(土)開場:午後1時00分(開演:午後1時30分)
会場:日本基督教団紅葉坂教会
講師:今井誠二さん

今井誠二さんからのメッセージ
 2000年1月に始まった路上生活者の安否を確認する週1回の「夜まわり」は、焼け石に水をかけるような、あるいは、大きな池に素手で岩を投げ込むような行為でした。しかしそれは野宿を余儀なくされた人々との出会いの中で、様々な活動へと展開して行き、11年目に起こった東北大震災では、嬉しい連鎖を生み出すものにつながっていきました。   
 2011年3月11日の東北大震災にあたって、仙台夜まわりグループは、広義のホームレスになった仙台市民に対して2週間にわたって炊き出しを行いました。市民に対する炊き出しで全面的に協力をしてくれたのは、他ならぬ、普段からホームレスと呼ばれ敬遠されている人々でした。
 復興作業が始まって以来、多くの路上生活者は再び数合わせや労働力不足の穴を埋めるために借り出され、いつ用済みになって路上に放り出されるか分からない状態に置かれています。仙台夜まわりグループの路上生活者支援活動の沿革を辿りながら、被災地仙台の路上生活者の現状と課題について寿で活躍しておられる先輩のみなさんと分かち合う中で、私も色々教えていただきたいと願っています。

プロフィール
1960年  品川区大井町生まれ。西南学院大学神学部卒、バプテスト仙台南キリスト教会牧師
2004年~ 特定非営利活動法人仙台夜まわりグループ理事長
2009年~ 尚絅学院大学総合人間科学部人間心理学科准教授
2011年~ 一般社団法人パーソナルサポートセンター理事